Life goes on
著
先日のUX Book Club Tokyoのお題となった『iPodは何を変えたのか?』には、Steve Jobs氏の以下の発言が紹介されています。
今は大変な時期だけど、でも人生は続く。続けなきゃいけないんだ。
発言の背景として、アメリカ同時多発テロ事件が起きたそのわずか1ヶ月後に初代iPodを世にお披露目しなきゃならないっていうのがあるのですが、最後の「続けなきゃいけない」という部分にはJobsの決意の重さみたいのを感じます。これ、原著の英文ではどう書かれているのかなぁと思って適当にググってみたところ、どうやら"It's a tough time," Jobs finally said. "But life goes on. It must go on."
みたい。それで思い出したのが、先日JAXAの新たな宇宙飛行士候補者が発表された件につき、5thstar管理人さんがお書きになっていた以下のくだり:
受かった人にとっては、これからが本当の試練の始まり。
落ちた人にとっては、自分自身の人生との新しい出会いの始まり。
Life goes on... です。
いやこれはこれで重いな、と。過去に二度宇宙飛行士に応募し、その二度目には最終選考まで残られた御方であればこそ……の「Life goes on...」だと思いますし、言外にJobs発言と同様「It must go on.」を感じてしまうのは僕の気のせい、だろうか。ちなみに昨年の国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士募集に応募し、一次選考で漏れてしまった(おそらくは健康上の理由)方が僕の知人にいらっしゃって、その方の顔をふと思い浮かべたりもしました。それでも人生は続くし、続けなきゃいけないんだよな(しみじみ