プラネタリウム上映&対談「メガスター開発ストーリー」
著
息子と二人実家に帰省、息子の面倒を両親にお願いして、自分は自転車を借り千葉市科学館へ。ちょうど一週間前にも帰省したのですけど、そのときに入場整理券をもらっていたイベント、プラネタリウム上映&対談「メガスター開発ストーリー」に参加しました。メガスター開発者の大平貴之氏と、国立天文台・天文情報センターの伊東昌市氏が、プラネタリウムの過去、現在、未来をメガスターを軸に語り合う内容で、もちろんメガスターを使った星空の上映も。日本科学未来館に行けば見れるのは知っていたけど、たいてい?早い時間帯に整理券がなくなってしまうなんて噂を聞いたこともあり、とにかく自分はメガスターの星空を見たことがなかったぶん、この日を楽しみにしていたのです。
お二人の対談のなかでは、かつては巨大な天球儀そのものを中にいる人間を中心に機械的に回転させる方式のプラネタリウムが過去に考案され、今でもその実物がシカゴにあるというお話に惹かれました。それは是非、一度は見てみたいものですね……うまく小型化すれば、全天周囲モニター・リニアシートを自作できるかもしれないとかいう謎の思惑が働いたので。それと、大平氏が思いのほか冗談好きっぽかったのは意外でした。なんとなく、もっとこうカタい人なのかなぁと勝手に想像していたので。しかしギガスター(何)の想像図、何もあそこ(何処)に建設しなくても、東京湾上とかもっと思想的に無難な場所があったでしょうにw そしてついに見たメガスターの映し出す星空は、個人が設計・製作してきた投影機であることを考えれば、なるほど驚異的。
ひょっとしたら直にご挨拶&著書にサインをいただくことができるかも、との一縷の望みを抱いて昨日読み終えたばかりの『プラネタリウムを作りました。』を持参していたのですが……残念ながら、氏はイベント終了と同時に退場されてしまい以下略。残念だったなぁ、ダメもとで会場にいた人にお願いしてみれば良かったかな。そのかわり、というわけでもないけど、メガスター本体はじっくり拝見してから会場を後にしました。会場の外には、僕が小学生の頃に何度か見に行ったことのある、かつて千葉市立郷土博物館内にあったプラネタリウムの投影機・GX-10が展示されていて、懐かしさと同時にメガスターのコンパクトさ、デザインの秀逸さを改めて思い知らされた次第。