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仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか

スポーツクラブ通いを心に決めたものの、どのクラブに行くべきか迷い続けたまま、いまだ見学にも行けていない状態が続いています。そんななか、タイトルに釣られて読んでみたのが「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」。著者の山本ケイイチ氏は、エグゼクティブ向けのトレーニングサービスなどを提供している株式会社エネックスの代表取締役。スポーツクラブの経営者が、ビジネスマン向けにこうした普及啓発的な本を出版している点は、少し前に読んだ「エグゼクティブが身体を鍛える本当のワケ」と同じパターンか。本書のなかで強く印象に残ったのは、以下のくだり:

よく中高年の人で「オレは若いころから体重が変わらないんだよ」と自慢する人がいる。しかし、そもそも加齢に伴って、人の筋肉量は減ってくる。本当ならその分体重が減っていないとおかしい。つまり運動をしないで体重が変わらないのであれば、筋肉が減った代わりに、脂肪が増えていることになる。

これ、僕がまさに当てはまります。大学時代に日々トレーニングをこなしていた頃も今も、変わらず体重は50〜52kgのままで、それゆえに安心していた節がありました。しかし言われてみればなるほど、自分の気づかぬうちに身体は確実にマズい方向に劣化し続けていたわけか(食べる量を意図的に減らしてもいないのだから)……。体型が変わらないのは父親譲りの遺伝のおかげと信じ、それを誇りにも思ってきたけれど、これはますます何かしらアクションを起こさないとヤバいですな。

また本書を読んで得た気づきとして、スポーツクラブ通いを始めたら、仕事の集中力を上げたり日常の雑務の効率を上げたりする努力が、より一層求められるということ。単に起きているあいだの時間の一部を運動に割くからだけでなく、同時に睡眠時間も増やさなければならないからです(さもなくば、筋肉が修復されず筋力が増強されないばかりか、睡眠不足に陥るという悪循環に)。やはり相当な覚悟が必要、ってことで。

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