鳥コン鑑賞会 2007
著
木曜日の夜のことですが、今年もとりっぱさんの主催、かつウットリボディダイニングを会場に催された鳥人間コンテストの鑑賞会に参加してきました。ちょうど台風9号が関東地方目がけて接近中だったわけで、参加するかどうかは激しく迷いました。とはいえ、直前まで品川で仕事の打合せをしていて、会場の最寄り駅である田町までは、たった一駅の距離だったんですがね。最終的には、放映終了後にRAVEN ProjectのPaulとライブチャットをするのに通訳を頼まれていたこともあり、帰路に不安を覚えつつ参加。以下、放映内容の覚え書き。
- 例年通り滑空期部門からスタート。湖面に合成された距離表示が見やすく100m刻みで色分けてたのは今年から?
- 解説席にいた二人(誰)が五輪のメダリストとは、まったく知りませんでした。画面上の演出も微妙に五輪っぽさがあったのは、北京オリンピックを意識してか?
- 滑空部門は大木さん vs. ボクシングの元世界王者・徳山氏 vs. 福森さんという対決構図。
- 福森さん「これでうまく飛ばなかったらもう羽ばたきはやめます」発言!アクアスキッパーでトレーニングしてたとか。
- 徳山氏の鬼嫁(誰)がボート上から「(目標距離飛ばなかったら)ボート撤収するから泳いで帰ってこい」。結局、終止機種上げ気味の操縦のせいで飛距離は250.90m。
- 番組開始からまだ30分しか経ってないけど大木さん登場。激しい横風のなかを発進(まだ審判が横手に下がりきってないのにw)!すごい角度で湖面に突っ込んでから見事な引き上げ、機体の最後尾から足を突き出しつつも大フライト(483.47m)。
- そんなわけでタイムトライアル部門開始。
- 広島大学KAEDE、SDV採用したところで鈴木正人さんの辛口解説「(実際に出力が1.8倍かは)事実が物語るんで」キター!!なんかでもプロペラが十分な推力出してない気がしました。そして着水→正人さんの得意げな解説「パワー1.8倍出てないでしょ」
- 大阪府立大の設計機速は8.6m/secだとか。見事4分37秒62でゴール、やっぱり感動的だなぁ。しかし番組側の演出が足らないような。あっさりしすぎっていうか?
- 20時からディスタンス部門開始。東北大 vs. 東工大 vs. 日大、という対決構図。
- 日大、すごい迷走っていうか蛇行……直線距離で1km飛ぶのにかなりの時間をかけてます。最後にパイロット曰く「尾翼きかねぇ」そして着水 orz
- 芝浦工業大学、もはや伝統の二人乗り。後縁材何使ってるんだろう?すごく細い部材が見えました。飛行中のパイロット達「オラー」連発、そして「重いな」「重いっす」w
- 後輩のWASAはやっぱりダイジェストで流されました。
- 横浜国立大学、金沢工業大学もダイジェスト……独特の機体レイアウトの解説もなくショボーン。
- 東工大Meisterのパイロット、ほとんど顔の前にある棒につかまってるように見えたけどどういう操縦系だろう。しかし駄洒落寒いのと、ラダーをバタバタと切ってたのが気になります。「5km超えたら可変ピッチ使うから」「もう使ってるってんだ」のやりとりウケました。
- 最後は東北大。衝撃の結末=フライングワイヤーが外れたところはスローモーションで見ることができました。外れたワイヤーが左右に吹っ飛んで行くの恐っ!!結構な高度から落下したわけですが、パイロットが無事で本当に良かったです。
どうも全体的に演出があっさりしていたように思えたのが気になりました。果たして来年の開催はあるのか、本気で心配。もっともその心配は特別なものではないけれど、この演出で視聴率が取れたかどうかは疑問。人力プロペラ機のディスタンス部門が風の関係で思いのほか距離が伸びなかったのは事実だけれど、演出と構成次第でもっと番組を面白くできたのでは?個人的にはタイムトライアル部門を最後に持ってきて欲しかったです。
その後のPaulとのライブチャットは、回線の状態が悪く二回ほど途切れながらもSkypeを使って15分ほど費やせたのかな?残念ながら会場の様子を彼に伝えられなかったようだけど、逆に彼の顔は問題なく表示できてました。RAVEN再開に向けての基本的な考え方や現状について語ってくれましたが(目新しい内容は無し)、まぁ個人的には懐疑的に思うところはあるにせよ、十年来の友人なだけに応援はしているので、頑張って欲しいです。
台風の影響が既に顕著だったため、鑑賞会終了後の二次会は企画されず、そのままお開き。自分は都合のため失礼ながら一足お先に抜け出し、ずぶ濡れになりながら帰途に。結局傘を壊してしまったし、タクシーにも乗りまくりな1日でしたが、無事帰れてヨカッタ。