Dice-Kさんの宇宙旅行延期
著
なかなか平日のあいだは覚え書きを書く時間が無いというか、より正確には書きたいと思う気持ちが起きなくて、週末になり気がついてみればdel.icio.usのバックアップエントリばかりがトップページに並んでいるという。しかし先週目にしたニュースのなかで、Dice-Kさんの宇宙旅行が健康上の理由からキャンセルされてしまった件についてはとても驚かされました。面識なんてありませんし、メディアからIT長者などと呼ばれているだけに自分とはすっかり別世界の御方だとは思いつつも、同じく宇宙を目指す者として一方的に親近感を抱いてはいたのですけどね。唯一の接点(というほどでもないか)としては、氏がプロジーグループを売却した先のオン・ザ・エッヂという会社(現ライブドア)で、かつて働いていたぐらい。もっとも、売却が行われた当時僕は既にエッヂを辞めてしまっていたので、完全にすれ違いでしたが。ええと話を本題に戻すと、ご本人からの言葉として下記2エントリは必読でしょう。
打ち上げまであとわずかというタイミングでこのような残念な事態に陥るとは、ご本人も(陳腐な言い方をすれば)想定の範囲外、だったのでは。きっといつかは自分も宇宙に行けると信じ、Dice-Kさんのフライトを心待ちにしていた人なら誰しも(とくに子供たち)、肩を落としたに違いありません。健康上なんて嘘っぱちで、何かもっと別の政治的な理由で止めさせられたんじゃないかと詮索したくなりますし、支払ったお金の扱いは今後どうなるのかというどうでも良い点が無性に気になったりします。
もっとも、これまで厳しい訓練にも耐えてこられた経験は今後に活かせるでしょうし、職業的宇宙飛行士のなかには何年も待ってようやく宇宙に行けた人というのは珍しく無いわけで、引き続き上を目指して(健康にはもちろん留意して)頑張っていただきたいなぁと思いました。こんなことをいちいち書くまでもなく、ご本人はここまできたら絶対に宇宙に上がってやります!
と「史上最強の援軍現る!」のなかで仰っていますけれど、とにかく応援していますよ、ということで。