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宇宙戦争

いかに仕事が忙しいとはいえ、このままでは映画前売鑑賞券を3枚も無駄にしてしまう!!との焦りから、やや強引にですが気分転換と現実逃避を兼ね、夕方から「宇宙戦争」を見に有楽町まで出かけてきました。言わずと知れた、およそ50年も昔の古典的SF映画の、スピルバーグ監督によるリメイク作品です。残念ながらH.G.ウェルズの書いた原作を読んだことはなかったけど、あらすじは知っていたこともあって、まぁSFX満載映像だけ楽しめればそれでいいかな的ノリで見ました……結果的にはそのスタンスで大正解だったわけですが。以下、ネタバレを含む感想とか苦言とか。
見終わってまず感じたことは、やはりラストで細菌により滅んでしまう宇宙人の不甲斐なさでしょうか。太古の昔から侵略マシーンを(それが人類にバレないよう)地中深くに埋めておいて、ある日突然それを使い攻撃を始めるほどのスーパーテクノロジーの持ち主とは、到底思えない不甲斐なさです。地上にどんな細菌が生存しているかぐらい、ちゃんと下調べしてから攻撃してくださいよ。その侵略行為にしても、人間を殺したいのか、それとも生きたまま捕獲してアレコレ(謎)したいのか、よくわかりませんでした。どっちつかずっていうか?実はちゃんと選別して殺したりしてたのかね。途中、廃屋のなかで侵略マシーンとトム・クルーズ達が「かくれんぼ」を演じるシーンがありますが、まどろっこしいったらありゃしない。そんな非効率な侵略ってありますかフツー?生きた人間がいるかどうかなんて、カメラ?に頼らず簡単に検知できるでしょうに。概して「侵略は計画的かつ効率的に」お願いします、といったところ。宇宙人の間抜けっぷりにしろ、恐怖心を煽るための全体的な構成にしろ、メル・ギブソンが主演した映画「サイン」となんとなく似てる感じ。
ほかにも腑に落ちないポイントがいくつかありました。侵略を受けた場所にまるでヒトの血管のように張り巡らされる赤い根っこ?のような物体の正体が何だったのかとか、上記の廃屋のシーンでトム・クルーズは匿ってくれた親切なオサーンを殺してしまったのかとか、侵略マシーンのバリアが解除されたのも細菌が原因だったのかとか……嫁さんはレンタルが始まったら見たいと言ってるけど、僕は今回の一度きりで十分。

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