IAAJ Workshop #8
著
Information Architect Association Japan(IAAJ)のワークショップ(IAAJ WS #8)に参加しました。タイトルから察するに、第8回ということになるのかな。会場のコンセントは、大昔に白熊本の読書会で訪問したことがありましたが、代々木に移られてからは初めて。若干道に迷いつつも、無事開始前には到着。レストランかバーの跡地のような内装のお洒落なオフィスで、30人ほど?が集まって勉強会が開始されました。掲げられたテーマは「IAの人材育成(IAの職務領域・職能、IA育成)」。IAの明確な定義すら共有されていないのに……とは思いつつ、なかなかこういう機会はレアなので、とにかく議論にキャッチアップするよう心がけました。夕食を事前に取らなかったのが失敗だったけど、終了後の交流会みたいのを含めて19時から23時半過ぎまで、濃密な時間を過ごせました。
議論は、玉飼さん@イグジストインタラクティブがMindManager(値段みたら結構高い!)でお作りになったマップを中心に進められました。IAの課題、その課題というか状況が改善しない理由とは何か。さらには改善するための方策として、「アカデミックな話、本質的、構造的な話」と「即効性のあること、草の根的にも効果ありの話」が語られれました。基本的には玉飼さんと長谷川さん@コンセントのお二方のトークが軸で、後半になればなるほど会場内からもコメントが加わり始め、割と盛り上がったのではないかと思います。結論とかオチは無くとも、課題意識の共有はできたのではないかと。
IAが職種か職能かという点では、僕は職能派ですね。それが構築会社やプロジェクトの規模によってはIA関連タスクの集大成としての職種が成立し得ると思うのですけど、それはもうケースバイケースでしょうし、その職種が果たしてIAと呼称されるかどうかは疑問です。で、IAという職能を今後高めていくうえでは、まずはやはり流行っていうかムーブメントを作る必要があるように感じますし、そのためにはIAを語るGuru的存在も不可欠だと思います。まずは判り易いかたちでIA関連タスクを(他のタスクに溶け込んでいるところも)顕在化させて(ROI的計測は後回しでも)、そのなかでも本質価値を提供している部分をしっかりと業界に根付かせるというのはどうでしょうか。それを最終的に実行する人間はディレクター職かもしれないけど、対象者に根付かせる過程でメタ認知の専門教育を集中的に行う、とか?