第9回・アックゼロヨンセミナー(最終回)
著
仕事の進行上参加するかどうか直前まで迷いましたが、やはり最終回ということもあるし、アックゼロヨンセミナー第9回に参加しました。会場は例の日本電子専門学校・メディアセンター(9号館)、テーマは「CSS+XHTMLサイト構築のワークフロー」。アプリケーションを使ったデモを含む、より具体的なお話を期待しての参加でした。セミナーの後半が神森さんのプレゼンで、まさにそのDreamweaverを使ったデモを見せていただけました。先日横浜で開催されたマクロメディア集中ゼミのセッションでは、残念ながら時間の都合からかなり割愛されてしまっていた部分でもあるので、それを補完できたという意味では、やっぱり参加して良かったと思います。
最後の質疑応答のなかで、森川氏が僕のほうを向いて「信者の人はどう思ってるんでしょうね」なんて発言をしてましたが、あれは僕に向けた言葉だったのでしょうか?もし仮にそうだったとすると、正直、不愉快ですね。後から取って付けたように「あなたが信者だって言ってるんじゃないですよ」と言われても、まるで説得力が無かったです。僕は何の信者のつもりでもないし、ましてや(おそらく氏が意図したであろうところの)「W3C信者」と呼ばれるような人間でも無いと思っていますから。まぁ、その場では特にコメントしませんでしたけどね……人が自分をどう評しようとそれはその人の自由ですし、そもそも僕に向けた言葉ではなかった可能性がありますから(僕のすぐ後ろの席にも人がいました)。
ちなみにそもそもの発端は、(X)HTML文書内でh1要素をどう適用するか、というお話でした。結構迷うよね?みたいな意見がいくつか出てましたが、個人的に迷うことはあまり無いです。案件やサイトによりけりだとは思いますけど、その文書にある見出しは何か、さらにその中で一番重要なレベルとは何かを、文書作成者がどう考えるかだけの話ですから。(当サイトでは一義的にサイトロゴをh1としてマークアップしていますが、そのうち直します。)また、リンクの設定されていない画像のalt属性値を検索エンジンが解釈しなかったがゆえに画像置換のようなCSSテクニックを使う云々のお話もありましたが、それはあまりに検索エンジンのご機嫌取りに偏った実装ではないか?と思いました。一番重要な見出しならば、CSSが有効だろうと無効だろうと、画像が表示されていようといまいと、できるだけ多くの環境で表現されることを期待して実装するのが自然ではないかと思います。その意味では、CSS有効かつ画像非表示環境でh1要素が表示されないのってどうなの?みたいな。経路がどうあれ、最終的には検索エンジンのような機械にではなく、人間に読んでもらいたいのに。