D-cubic

2005年6月15日 著

ライブドアの公衆無線LANサービス、D-cubicについてのアナウンスがありました。既存サービスとの差別化ポイントとして挙げられているのは山手線圏内ほぼ全域という広いカバーエリア、月額525円という安い価格設定、802.11bおよび802.11gを採用しての高速な通信速度の3点。自宅にしろ会社にしろ、カバーエリアの外側なんで、積極的に利用したいという気にはなりませんけど、とりあえずそのサービス内容には驚かされました。
なにしろ価格設定が素晴らしいですね。引越しの関係で自宅にネットが開通していなかった時期は、もっぱらインターネットが無料で利用できる無線LANスポット、特に東銀座のSeattle's Best Coffeeに出向いていました。もちろんそれは完全なる無料というわけではなく、インターネットへの接続そのものは無料であってもその都度コーヒーは注文していたわけで、だいたい一回につき300〜400円は払っていたのです。D-cubicが本気で使えるサービスなら、あくまでも山手線圏内に限った話だけど、アクセスポイントを探してさまよう必要が一切無くなるうえ、かかるコストも定額となるわけで、これはちょっと凄いコトだなぁと思います。営業活動などで都内を頻繁に移動する人々にとっては特に、朗報ではないでしょうか。ちなみに先のSeattle's Best Coffeeでネットが使えるのはFREESPOT協議会のおかげです。同協議会の取り組みは都内に限らず全国規模で展開しているとはいえ、将来的にはD-cubicとの兼ね合いが気になります。
で、やはり気になるのは果たして本当に「使える」サービス品質かどうか、ということ。D-cubicを利用するために屋外に出るというのは面倒だろうし、しかし屋内で十分な電波強度が得られるものかどうか。7月から、誰でも利用できる試験サービスが始まるそうなので、申し込んでみようかな。