星を継ぐ者
著
映画「機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」を見てきました。公開から1週間経っているし、空いてるだろうと思ったらこれが大間違い。昼過ぎには映画館(シネ・リーブル池袋)に行ったのに、17:20の回まで満席。仕方なく、その次の19:15の回の当日券と前売券を交換しましたが、それでも前から2列目という、あまりよろしくない席を選ばざるを得なかったほどの混雑ぶり。時間帯のせいもあるけど、年代層的には10代後半〜20代前半の男性が多かったような。思春期(謎)にリアルタイムでテレビ放映を見たまさにR30ぐらいが多いかなと予想してたんだけど。
ストーリーは、テレビ版を思いっきり圧縮してまとめたという感じで、劇場版3部作の第1弾である本作は最初〜シャアとアムロが再会するまでを描いたもの。テレビ版を見たことが無い人にもわかるよう多少は配慮されてはいるみたいだけど、正直見てないと理解するのは厳しいでしょうね……まるで早回しでビデオを見ているような感じだったから。時間配分にフィットするようストーリーが若干変更されていた部分もあって、驚くべきことにアムロの奪った輸送機がアウドムラに合流するのが予定調和的に描かれていました。絵柄的にはやはり新しく描かれたシーンとテレビ版の使いまわしとのギャップが結構多くてアレでしたけど、後半、特にアッシマーvs.Mk-IIのあたりがほとんど描き直されていたってのは、要するに本作で最も盛り上げるべき場面だったから、でしょうか。Mk-IIの放った散弾でメインカメラが破壊されてすぐさまサブカメラに切り替わるアッシマーはなかなか格好良かったので、その調子で第2弾「恋人たち」ではZ GUNDAMのディテールが描かれることを期待したいです。
ちなみに「恋人たち」は10月29日公開。いい歳こいて何やってんだか、と思いつつもやっぱり映画館に見に行くんだろうな。思い入れのあるアニメですから。