ロケットまつり6
著
既に6回目?を迎えるロケットまつりの日。万難を廃し、定時退社して、夕食も外で取らずに会場のロフトプラスワンに向かったのに……既に列が出来ているという。もちろん、今までのなかでは一番早く入場でき、ゆえに座席の選択肢も潤沢だったのですけど、しかしまったくこの人気たるや如何に。いや正直、僕より早く並んでいる人達の職業って一体?という感じです。早退とか有給休暇とかかなぁ?無事、恐るべき旅路とスペースシャトルの落日のサイン本をゲトできたからいいけど。
前回に引き続き、垣見さんと林さんがゲスト。冒頭、まずはペンシルとベビーロケットのビデオ放映から。話の内容で面白かった点としては、ロケットは今も昔も変わらない(ネジは人が締めているんだ!)ということ。ISASの年表にも登場していない二段式ペンシルが実際には飛んでいたぐらいだから、歴史なんてわからないということ。野口さんがシャトルに今度持ち込むペンシルの製造ナンバーは決してNo.1では無かろうということ(実際には多数が製造され、その存在は生産技術研究所の閉鎖を機に多方面に散らばってしまっているとかいないとか)。糸川先生の手法として、規模を小さく初めて周囲を安心させ、そして広げていくというのは、僕の勤務先でのスタンスと同じだなぁということ。とにかく「自分でやる」ということは重要だなと。また、「安全の限界」という部分の教育や伝承が重要であり、先の列車脱線事故を引き合いに「人の命を預かっているという教育が欠如している」との指摘も出ました。それと、垣見さんのギャグ「口だけの人はお風呂屋さん(湯=言う、だけだから)」にはなるほど納得。ちなみに、前回垣見さんがお出しになったクイズの趣旨は、先入観は恐いもので、物事を解決できないおそれがあるとのことでした。
最後にいくつか重要な告知があり、まず次回のロケットまつりが8月21日に失敗談を特集するとのこと。その前日の8月20日には幕張メッセでペンシルロケット50周年記念イベント(水平発射実験再現)があるみたい。その少しまえの8月10日には、能代宇宙イベントが開催される、と。8月は盛りだくさんですね!