Re: あり
著
「明日のための記録」の5月4日のエントリ「あり」を読んで。翼の中に蟻が住んでました
とありますが、似たような光景が鮮明に(そして懐かしく)思い出されたので覚え書き。かつて大学時代に鳥人間サークルで試験飛行に出向いたときに、理由が定かではありませんが主翼なんかにたくさん虫(羽のついたアリ?)が付いてしまって、その除去にも悩まされたとかいう。
ただでさえ、翼の表面というのは朝露に濡れ易く、ゆえに飛行前にそのコンディションを整えるのには苦労させられるわけです。今はどうかわかりませんけど、僕が現役の頃はセーム皮という吸水性にたいへん優れた素材の布(カー用品だったかな?)を使って露を拭き取っていました。しかも翼の上面を機体を組上げた後から拭くときなんか、脚立に乗って拭いては移動し、また乗って……ということを(もちろん複数人で同時並行に作業するとはいえ)行うわけで、風の良いタイミングをハズさないよう、かつ撤収の時刻までにできるだけ多く飛行できるよう、時間との競争を強いられる条件下ではなかなかタイヘンな作業です。でもって露に加えて虫までも、となるとやや気が滅入るものです(得意な人も少ないだろうけど、この季節にたくさん飛んでる小さな虫が僕は結構苦手かも)。
あいにく今年はどこのチームの試験飛行も生でお目にかかることは無さそうな感じですが、各チーム共に調整に勤しんでいる時分ですね。頑張ってください。