宇宙への想い、諦めないで
著
AkiAkiさんの日記、または「秋田大学 衛星製作物語 〜教官苦労話〜」の「新たなる旅立ち」を読んで。僕が今、宇宙に行きたいと思う人達、学生達に、まさに伝えなきゃ行けないドラマが目の前で展開している
というのは、個人的にとても心に響くフレーズでした。会社の設立15周年記念事業として宇宙弾道飛行に参加できることになったという事実は、図らずもその後産経新聞や読売新聞の紙面で取り上げられ、多くの人にも知られるようになりましたが、上述のドラマのプレイヤーの一人として、次の世代に何をどう伝えていこうか、僕もいろいろ思案するようになりました。
ただ一つ言えること、言い続けたいこと、それはやはり「夢を諦めてはいけない」ということ。夢を抱いたなら、宇宙に行きたいと思ったなら、それがきっと実現できると想い続けること。今現在の立ち位置が、仮にその実現に向けた具体的なアクションを取る事ができない立場や状況にあっても、無意識のチカラというものがきっとポジティブに機能するはずです。あたかも電場と磁場の関係性のように、顕在化と潜在化を繰り返しながら自分を支えているのですから。たとえば、何かしら宇宙開発に携わりたいと思ったときに、今の自分というものだけを評価したりして、視野狭窄に陥ってはいけないということ。宇宙開発といってもそこで扱われる業務内容は極めて広範で、実に多様なバックグラウンドをもつ人々が、様々な職種に宇宙というキーワードで参加し、支えているのです。その事実を踏まえるなら、どんな人にだってチャンスはあるだろうし、可能性もあると信じます。出身学部が理系か文系かとか、そんなことも今の時代では本質的ではないと思います。既に、IT業界では特にそういう傾向が顕著なので、そう感じるのかもしれませんけど。
意識的なもの、無意識的なものも含め、意思のチカラを信じる強さ、そういったものを伝えていけたらよいなと思います。