宇宙に行けることになりました
著
まず始めに書いておきますが、これはエイプリルフールネタではありません、真面目な話です。勤務先の設立15周年記念特別事業として、Space Adventures社の企画する宇宙弾道飛行に参加できることになりました。会社としての発表は特に行われませんが、個人の立場での言及について許可をいただいたので、今後自分のサイトで逐次情報を公開していけたらと思っています。
実際には既に2週間ぐらい前に社長より直々にお話をいただいていたのですけど、今日開催されたキックオフ・パーティー(四半期にいちど行われるイベント)の場で、社内的に正式に発表されました。いちおうMVPとかいう賞をいただいたその賞品という位置づけになるらしいのですが、とにかく言葉では表現できないくらい嬉しく思っていますし、また感動もしています。宇宙へ行くことは子供の頃からの夢でしたし、学業不振から宇宙飛行士への道を諦めた後も、死ぬまでにはきっと宇宙観光産業が活発化して、貯金さえすれば弾道飛行ぐらいは可能のはずと思っていましたからね。それが何の因果か、早ければ2〜3年後には(会社のお金で)実現できてしまうだなんて!たとえ宇宙業界で働き続けても、こんなチャンスはつかめなかったと思います。またIT業界に移ってからも、転職を繰り返し今の勤務先の現在のポジションに至らなければ、やはりこのような機会は与えられなかったと思います。これまでの人生における節目節目の判断が、(遠回りしながらも)宇宙へと導いてくれたような不思議な感覚があります。ただひたすら願い続けることがこんなにも重要だったなんて、31歳にもなってようやく思い知らされた気分です。
目指すは高度100kmの世界。来月、野口さんがスペースシャトルに乗って向かう先より高度は全然低いけど、しかしそこはまぎれもなく宇宙と称すことのできる高度であり、昨年X-Prizeを獲得したSpaceshipOneからの眺望からして、地球の丸みを視覚的に捉えることの可能な高度です。その日が訪れるのを心待ちにしつつ、今のすべてに感謝し、健康を維持し、またしっかり業務に勤しみたいと思います。