IE7

2005年2月16日 著

このエントリを書いている今は2月20日なわけで、既に各所で散々取り上げられ済み・語られ済みの話題ではあるのですが、あくまでも自分用の覚え書きとして。そう、Windows版Internet Explorerのバージョン7（以下IE7）の話です。ネタ元は、IEBlogのIE7というエントリ。なんでも、対応するプラットフォームはXP SP2のみであり、またバージョンアップの内容はセキュリティ面での性能向上に特化しているのだとか。
色々意見はあるようですけど、Web制作に業務で携わっている身としては、また一つ頭痛の種が増えるのかなぁ？というのが第一印象。リリースされてすぐとIE7のシェアが際立って増加するということは無さそうですが、しかし検品するうえで考慮に入れるべきブラウザの一つとなることはほぼ間違いないでしょうから。あとは、果たして本当にセキュリティに特化したアップグレードに止まるのか、それともCSSの解釈に変更が加えられるのか？そうであるとすればそれはWeb標準にどれだけ準拠したものになるのか？という点が気になります。もっとも、「これまでの」Microsoftの動向を鑑みれば、レンダリングに影響の及ぶ部分には手を一切出さないだろうという見方に一票！ですけれど。
もし仮にIE7がWeb標準に「きっちり」準拠するようになった場合、コンテンツ制作者の間で流通している一部の「ハック」と呼ばれる類（例：Underscore Hack）が使用できなくなる懸念はありますが、まぁそれはそれで喜ばしいこと、と言うべきなんでしょうね。少なからず一時的な混乱は避けられないでしょうが、Longhorn搭載ブラウザでも同様の動作が期待できるのであれば以下略。イチバン困るであろうことは、中途半端な対応（謎）をされることかな。