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JAXAの広報・教育活動について

当サイトには「Oracle Ultra Search」なんていう怖い(謎)名前のUAでJAXAドメインからアクセスがあったりしますが、それはさておき今日開催の宇宙開発委員会への報告資料「JAXAの広報・教育活動について(※PDFファイル)」のまとめ方は、チョット酷いなぁと思いました。僕の記憶が確かなら、同様の報告が前回なされたのは昨年6月30日でしたが、そのときの報告資料よりも内容的に劣っているような気がしてなりません。
「JAXAホームページについて」の項、前回もそうでしたけど、数値にばかり着目したある意味非常にお役所的なまとめ方になっています。報告する相手がお役所そのものなんですから、それで良いのかもしれませんが……しかし、宇宙関連のマス報道と連動してアクセス数が上昇なんて、宇宙を扱うサイトじゃ当たり前のことをわざわざ大きく書くべきでしょうか?それよりはもっとこう、戦略とか企画に関する事項が盛り込まれるべきでは!?もっと謎なのは、「双方向性」と題してメール配信サービスの実績を紹介している点。メール配信って単に送るだけであって一方向性だと思うのですが。双方向性を謳うなら、前回の資料にはしっかり掲載されていた、電子メールによるQ&A対応の実績を載せるべきでしょう。それともメール対応はもう止めちゃったんでしょうか?
ちなみに最近のJAXA(本家)ウェブサイトに登場する新規ページ(例:特別編集サイエンス・フロンティアつくば)というと、画像を敷き詰めビジュアルに訴求するあまりアクセシビリティや情報の伝達性がないがしろにされている印象を受けるので、先行きが非常に不安に思っている今日この頃ですが、そのあたりはウェブコンテンツJISが公布された昨年6月以降、一体内部でどう検討されてるんでしょうね。

また、タウンミーティングの項にいたっては、いくつかの発言をピックアップして「主な意見」として掲載しています。ところが参加者たる僕の私見では、決してそれらが「主だった」意見には聞こえなかったのですけど。どちらかというとJAXAの視点でそう決め付けているだけのようにすら感じられます。あれだけの規模で開催しているイベントなんですから、報告に客観性を持たせる意味でも、せめて全ての発言記録を別添するぐらいのことはして欲しかったと思います。
そもそもこの資料にある全ての項にいえることですが、反省点や改善点といった考察の類がほとんどといってよいほど書かれていないのは何故でしょうね。イベントにしたって、単なる「やりっぱなし」に映ってしまい具体的な成果がよく見えてこないのですけど。それに淡白な事実の報告だけでは、どうしても「次」への展望が感じられないんですよね。このような内容で報告を受けて宇宙開発委員会が納得しているとしたらそれもどうかと思いますが、もっと何とか(謎)ならないものでしょうか。

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