見上げる宇宙から使う宇宙へ2004
著
JAXA主催のシンポジウム「見上げる宇宙から使う宇宙へ2004」が品川プリンスホテルで開催されました。イベント自体は11月18日に発表されており、その時点でライブドアの堀江氏が講演することがわかっていたので、できれば有給休暇を取って参加したかったんですけどねぇ……さすがにこの年末、しかも1週間以上にわたる海外出張の直後で多忙を極めているとあっては、断念せざるを得ませんでした。
堀江氏がJAXAのお偉方を前に何を語るのか、に個人的に注目していたわけですけど、結果からすれば具体的な内容は一切ナシだったようです。スペースシャトルは失敗作だとか、そのあたりの論理は松浦氏の著作などを読んでおけば誰でも語れる程度の内容なわけで、彼のオリジナルな分析かどうかは不明。チョットした打ち上げ花火(=宇宙開発構想)を打ち上げる程度には「予習」をした結果なのでしょうが、ライブドアの考える独自の有人宇宙飛行計画などがあれば是非とも披露していただきたかったものです。まぁ、現時点ではそこまでの決断はできてないってことでしょうか。
ただ、今後はITと宇宙とベンチャーは切っても切れない関係になるだろう
という氏の予想は賛同するところであるし、また実際そうなって欲しいと強く思います。ITと宇宙開発というのは僕にとっていわば追っかけ続けている二兎なわけですが、日本でもその両者の複合領域が活性化するならば、将来的にはそこを狙って活動するのも楽しそうだと密かに狙っているわけで。2000年にライブドアを退職していなかったら今頃どこの部署で何してたかは見当もつきませんが、宇宙開発セクションが誕生してたらもちろん真っ先に手を上げてただろうし。