名古屋城の石垣

2004年6月30日 著

JAXAが「JAXAの広報・教育支援活動について」と題したPDFファイルを公開していました。black_nightさん（誰）が「懐かしいのでは」と教えてくださったので、早速拝見。どうやら、今日の宇宙開発委員会で報告に供された資料の模様。
電子メールによる問い合わせ対応につき、15年度実績として2258件という数字が紹介されています。月当たり20営業日で計算しても、1日あたり約10通弱は返信していたということですか。NASDA時代に担当していた頃から比べれば、確かに伸びていますね。ロケットの打上げ機会が少なかったことも鑑みれば。
当時を振り返ると、あるとき書いた返信に対しさらに御礼のメールをいただいて、その中で僕が「名古屋城の石垣」に喩えられたこと、が懐かしいです。確か「名古屋城の金の鯱が輝いていられるのは、お堀の水の中で見えないながらも石垣がお城全体をしっかり支えているからこそであって、貴方はその石垣のような存在ですね」ていう論調だったと思います。このような強烈な賛辞の言葉を、見ず知らずの他人様から頂戴したのは初めてだったわけで、広報活動に携わることができて光栄だと思ったし、正直メール読みながら感激のあまり職場で泣きました（密かに）。
思い出しついでに、「名古屋城の石垣」に喩えられるような存在を目指そうと、心新たに思った次第。