「分かりやすい表現」の技術
著
橋本大也さんのBlog「Passion For The Future」で「Web制作や情報システムのナビゲーションの設計者に特におすすめ
」と紹介されていたので、「『分かりやすい表現』の技術」を読んでみました。ブルーバックスを買うだなんて、実に久しぶりのこと。
「分かる」という行為そのものの解説や、分かりやすい説明を実践するための15のルールの紹介は、確かになるほどと頷ける内容なのだけれど、実は読み終えてみて一番印象深かったのは「おわりに」かな。つまり、全ての場合において「分かりやすさ=善」とは限らない、分かりやすさもまた「過ぎたるは及ばざるが如し」の法則から逃れることはできないのだとのご指摘。
実際、この本自体が分かりやすさの好例ではあるものの、分かりやす過ぎるあまり、一読しただけではあまり記憶に残っていないように感じた罠。もっとも、そのような事態は著者も見越しているのか、15のルールは10日間音読して記憶しましょうと勧めているわけですがw