書籍『マインド・エベレスト』出版記念イベント

2025年12月20日

写真家の関健作さんが、エベレストに登ると決めたその日から登頂までを記録した、赤裸々だけれども素敵な絵と文章の詰まった書籍『マインド・エベレスト』について、モンベル渋谷店5階のサロンで催された出版記念イベントに参加しました。

今年5月に写真展「Mind Everest」を訪れ、関さんが描き溜めたノートブック（現物）を手に取った際、飾られた写真と同じかそれ以上に感動してしまったわけですけど（すみません笑）、その書籍化を希望していたのは私だけではなかったようですね。ありがたいことに、会場で購入後にサイン（エベレストのイラスト付き）を書いていただけました。

講演では子供の頃からの手癖として絵を描き続けてきた経緯が紹介され、なぜかくも味のある、色使いが魅力的な絵が描けるのか、その理由に納得しました。また、登山後にカトマンドゥでカツ丼を食べた日本料理店だとか、いまだ凍傷の影響で感覚の戻らない足の指がある、といった興味深いエピソードが紹介されました。

圧巻は講演に続き質疑応答と同時並行で行われたライブペインティングで、どんな感じで絵を描いているかを実演してくださったのですけど......会場からの質問に澱みなく回答しながらスラスラとエベレストの絵を描いている様には、感心させられました。なるほど、これが「手癖」として絵が描ける方の才能なのか、と。