ようやく「鳥人間コンテスト2025」を見た感想
天候不順で山に行けない3連休、ようやくという感じで今年の鳥人間コンテストをTVerで見ました。WASA鳥人間Projectは予想通りな感じでしたが......失格という結果を踏まえるなら、数秒でも取り上げてもらえて良かったかも。
- カメラの角度の関係かもしれないけれど、堺・風車の会のフライト、機体の流され方がエグかったです。よく立て直したなと......あと、フィレットの一部が剥がれたことにスポットが当てられてたけど(最終的には剥がれ落ちてた)、番組中ああも言及されると取り付けた人はしんどかったろうなと。
- 静岡大学ヒコーキ部の父子ストーリー、とても良かったです。これ(だけを指してのことではないでしょうけど)を「お涙頂戴」とかって揶揄できる向きとは、やはりお近づきになれないわ。設計者さん、めっちゃいいキャラじゃん。悔しがり方も含めて好きだなぁ、来年も?頑張ってほしい。
- つくば鳥人間の会は、仕事を辞めて再入学し参加した方にかなりフォーカスしてましたね。それはそれで、すごいことだと思ったけれど。私もこの先、再入学してどこぞの大学チームに参画......は、さすがにないかぁ。どう考えたってパイロットはやらせてもらえないしね笑。
- 大阪工業大学人力飛行機プロジェクト、作業場にコックピットが5機分も並んでたシーンには、たまげました。壮観っていうか、これほどまで過去の機体を温存できる環境は、なかなか無いのではないかな。フライトでは出発時に垂直尾翼の下端を軽く擦ってたのが見ててヒヤヒヤしました。
- 徳島大学 鳥人間プロジェクトは、全体的に!?涙もろかったので、見ててつらかったです。いやもうね、パイロットが飛び終わったあとで口にする「ごめんなさい」は、それだけでおじさん泣いてしまうのだよ(加齢)。そう言うしかない気持ちは理解できるつもりなんだけど。
- Iwatani クリーンエネルギーチーム、最後の最後で操縦桿が折れてましたね......うん、1994年のときの私だ......何かがフラッシュバックしました、操縦桿の大きさも形も操作方法も異なるけど。
- 下総OSCのパイロット、今大会の最高齢だったそうで......どうも、操縦桿に手を伸ばそうにもなかなか届かぬうちに着水してたっぽいけど、ノー操縦であれだけ安定して飛んでたのは素晴らしいな。
- TEAM Black Bird、非常に残念な発進でした。尾翼がサポーターにぶつかる事故は、過去の鳥人間コンテストでも珍しくなかったと思うけれど、発進練習をしてなかったのかしら? 全然横っ飛びする素振りが見えなかった気がして。会場の雰囲気とか緊張感に、呑まれてしまったかな。
- 大阪大学飛行機制作研究会「albatross」、優勝という結果とか飛行距離より何より、事前の「果たし状」通りに事を運んだのが素晴らしかったですね。まるで昨年のWASAのごとき躍進で、来年が楽しみではある。こうやって全体的にレベルが上がっていく、ものだなぁ(しみじみ
最後に、大会に協賛してくださった岩谷産業様、さまざまな挑戦を今年も支えてくださりありがとうございました!
@kazuhitoは、木達一仁の個人サイトです。主に宇宙開発や人力飛行機、Webデザイン全般に興味があります。Apple製品と麺類とコーヒーが好きです。南極には何度でも行きたい。アクセシビリティおじさんとしてのスローガンは「Webアクセシビリティ・ファースト」。