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自分ひとりで回避型愛着障害をなおす方法:無料・自分で!生きづらいアダルトチルドレンの卒業

『身近な人間関係が変わる 大切な人に読んでほしい本』についての覚え書きで、自分が回避型アタッチメントという確信を得たことを書いたのだけど、それに関連して読んでみたのが『自分ひとりで回避型愛着障害をなおす方法:無料・自分で!生きづらいアダルトチルドレンの卒業』。結論からすると、今現在の自分にはあまり参考にはならなかったかな。

一般的に見れば健全でまともな親や家庭であっても、子供が親や家庭を安全基地と見做せない環境で育ったのならば、その子供はアダルトチルドレンとしての特性を備えている可能性があります。

私は、小学5年生から大学に入学するまでの9年間(1年間の浪人時代を含む)、少しでも良い学歴を得るためのプレッシャーを主に母から受け続けました......少なくとも、私の記憶はそう。結果、そこそこの高校&大学に進学できましたし、それが以後の人生を生き抜くための自信になったけれど、トラウマ級のイベントも少なからずあって、やっぱり自分はアダルトチルドレンだったのかなと。

近年回避型の子供が急増している背景には、親世代が高度経済成長期の価値観で、努力を子供に押し付けたことも一因だと言われています。

まぁ、そうでしょうね。ただ、それを非難できるかというと、難しくて。当たり前ですけど、親は親なりにそれが子供の人生に良かれと思って努力を求めるわけでしょう? 事実、高学歴が幸福を保障するわけでは決してないにせよ、そのための努力の結果として得られた「ご利益」が、私には否定しがたく存在するのです。非難したい気持ちはありつつ、同時に深い感謝の念もあって、難しいなと感じます。

人はたとえ過去に親に可愛がられなかったり、信頼できる安全基地がなかったとしても、今幸せを感じられて自己実現していたり、自分の本当にやりたいことに正直に素直に歩みを勧められているのなら、過去の物語は「自然と気にならなくなる」

「勧められて」は「進められて」の誤記だろうと思いますが、それはさておき、幸運なことに(いや純粋に加齢のおかげか)私はまさに以前と比べ、先述の受験戦争に明け暮れた9年間が気にならなくなりました。そういう意味では、確かにアダルトチルドレンの傾向はあったにせよ、かなり卒業できているのかもと思います。その際たる要因はおそらく

回避型の人に一番必要なのは自分の人生から逃げない覚悟

この覚悟をいつの間にか手にいれることができたから、なのかな。きっと。

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