Polar社の「アクセシビリティに関する方針」とかフィンランドのデジタルサービス法とか

2025年7月1日

Polarといえば、私には心拍センサーで世界的に知られる会社。学生時代に人力飛行機のパイロットをやっていた当時、世界記録を樹立したダイダロスのパイロットが使用していたのと同じモデルを使っていた記憶があります。ふと、同社のアクセシビリティに関する方針を目にし、好印象を抱きました。

アクセシビリティに関するフィードバックやお問い合わせに対しては、14日以内に返信いたします。

返信をもらえる期日が明記されているのは、いいですね。加えて

お問い合わせに対する返信がない場合、または返信にご満足いただけない場合は、アクセシビリティの監督機関に報告することができます。アクセシビリティの監督機関は、フィンランド運輸通信庁（Traficom）、デジタルアクセシビリティ部門となります。

とあって、ちゃんと監督機関の連絡先が明記されている。実に素晴らしい......と思ったのですけど、そもそも冒頭に登場する「デジタルサービスの提供に関する法律 306/2019」とはなんぞや、と調べたところフィンランドのデジタルサービス法のことらしい。

フィンランド語はさっぱり読めない（わからない）けれどLaki digitaalisten palvelujen tarjoamisesta | 306/2019 | Lainsäädäntö | Finlexに原文があって、機械翻訳にかけて無理やり読んだところ、いわゆる「アクセシビリティ方針」に謳うべき内容が9§に定義されており、そのなかで監督当局へのリンクも明記されていました。また、10§で問い合わせには2週間以内に応答すべしというルールも発見でき、なるほどなーと。

航空会社のFinnairも、やっぱり14日以内の返信や監督機関の連絡先を明記していました。