Software Design 2025年6月号に寄稿
いつ以来のことかサッパリわからないくらい、超久しぶりのことですが、雑誌に寄稿させていただきました。明後日、5月16日発売予定の『Software Design 2025年6月号』で、第1特集「これからのエンジニアの必須科目 ITアクセシビリティ入門」の「第1章:アクセシビリティの基本理念 IT分野におけるアクセシビリティの現状を知る」と「第2章:組織に求められるアクセシビリティ対応 Webアクセシビリティについての誤解を解消する」を担当しています。
- 第1章:アクセシビリティの基本理念 IT分野におけるアクセシビリティの現状を知る
- アクセシビリティとは何か
- アクセシビリティはなぜ必要か
- ITとアクセシビリティ
- Webアクセシビリティの現状とありたい姿
- 第2章:組織に求められるアクセシビリティ対応 Webアクセシビリティについての誤解を解消する
- 世界で進むデジタルアクセシビリティの法制化
- 日本の障害者差別解消法
- 改正障害者差別解消法とWebアクセシビリティ
- 障害者差別解消法に基づくWebアクセシビリティの推進
- Webアクセシビリティ向上にまつわる誤解
すでにWebアクセシビリティに取り組んでいらっしゃる方であれば、よくご存知の内容ばかりだと思いますが、あくまで「入門」ということで、勤務先のセミナー等で普段お話ししている内容を中心に書き起こした感じです。自分の担当章はいずれもコードが1行も出てこない読みものですけど、まさに「これから」Webアクセシビリティに取り組もうとお考えの方へのガイダンスとして、お役立ていただけたらありがたく思います。
あとから読み返すと「あれが足りない」「これも書けていない」という感覚(恐怖心?)に苛まされますが、そこはページ数、文字数との兼ね合いから割り切るしかありません。むしろページ数・文字数の割に、初学者へ伝えたいことは書き切れたほうだと、信じることにします。
ちなみに、特集の全体像は把握したうえで書き始めたとはいえ、自分が担当するより後ろ(第3章〜第5章)の内容を把握することなく書き進めるのは、なかなか難しく感じました。何をどれくらい掘り下げるのが適切か、特集全体としての整合性やバランスを想像するのが困難なためです。とはいえ、担当者全員がオンラインで進捗を共有しつつ相談しながら書ければ良かったかというと、時間的な制約を踏まえれば必ずしもそうとは思えず。
最後に......今回、進行がヒマラヤトレッキング2025春のための長期休暇と被ってしまい、編集者の方とのやり取りを引き継いでいただいた同僚の皆さんにご迷惑をおかけしましたというか、大変お世話になりました。ありがとうございました。家族に無事を知らせる必要から、ネパールでも概ね毎日ネットには繋いでましたし、必要があれば自分が直に対応するつもりでもいましたけど、無事に校了を迎え現地でホッとしました。
@kazuhitoは、木達一仁の個人サイトです。主に宇宙開発や人力飛行機、Webデザイン全般に興味があります。Apple製品と麺類とコーヒーが好きです。南極には何度でも行きたい。アクセシビリティおじさんとしてのスローガンは「Webアクセシビリティ・ファースト」。