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糖質疲労

書店の店頭でなんとなく平積みされていたのを手に取りパラパラ眺めたら面白そうだったので......Kindle版を買って読んでみたのが『糖質疲労』。残念ながら期待したほど面白くはなかったものの、やはり糖質はできるだけ控えた方が良さそう、との理解を深めました。

普段からかなりの運動をしている方や、プロアスリートの方たちですら、「食後高血糖」「血糖値スパイク」を呈して、糖質疲労を感じるという方が多い

基本的に毎週1度はスポーツクラブに通い、しっかりエアロバイクで30km、汗を流している自分は同年代と比べ運動習慣が身についているほうだと自負しているのですが、その「食後高血糖」「血糖値スパイク」は身に覚えがあったので、そういうことなんでしょうな。

糖質疲労から始まる負の連鎖は、ある時点から「不可逆的」になります。身体の細胞や臓器に代謝状の記憶が刷り込まれ、完治しなくなってしまう

とても恐ろしい話。そもそも老化現象が「不可逆的」ではあるわけだけど、糖質疲労を慢性化させてしまうと、本書の後半で触れられているように身体を壊し、健康維持のためのコストを跳ね上げてしまうリスクがある、と。食べたいものを我慢しすぎるのもアレだけど、留意したい。

私が提案する「糖質をとる量を控え」「その分、たんぱく質と脂質をお腹いっぱい食べ」「食べる順番を意識する」という食べ方は、シンプルで、食事に満足感がもてる、無理のない食べ方

この3つのポイントが本書のなかで繰り返し主張されるのですが、至ってシンプル。ただ、最後の「食べる順番を意識する」のが個人的にはちょっと受け入れ難くって、というのも

野菜であれ、肉であれ、魚であれ、いずれが先でも構わない。米が最後であることが大切

とあったから。理屈としては理解できなくはないけれど、最後にお米っていうのはなかなかつらい。「カーボラスト」と呼ばれているらしいけど......想像するだけで無理ってなります。まぁそこも頑張りすぎることなく、意識的にタイミングをちょこっとずらすことから始めてみようか。

たんぱく質だけを食べても、エネルギー摂取が足りていないと、食べたたんぱく質が破壊されてエネルギー供給にまわされてしまい、筋肉などの細胞の材料にならない

以前から筋肉がつきにくい体質であるように思っていたのだけど、歳を取ってからは特にそれを感じていて。でもそれって、上記のような要因が支配的だったりするのかな? という気づきを得ました。脂質とのバランスが大事なのですね。

世界的には太っていなくても血糖や血圧や脂質の異常を認めればそれだけでメタボリックシンドロームと診断されます。

これ初耳でした。私はどちらかというと痩せ型ですが、それでもメタボになる可能性はあると。気をつけます!

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