フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
著
子供の頃、地上波で放映されるたび夢中になって見ていた記憶のある『カプリコン・1』の現代的な焼き直しというイメージから、別に劇場で見なくてもいいかなと思ううち、実はラブコメという噂?を目にしてさらに見る気を失くしてたんですが、@5thstarさんが宇宙クラスタ必見
などとつぶやいてらしたので、『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』を見てきました。TOHOシネマズ新宿で、16:00上映開始の回。水曜で安く見れる日だったせいか、思ったより席は埋まってたなー。
確かに『カプリコン・1』とはだいぶ違ったけれど、これはこれでアリな映画でした。特に広報・PRを実践したり学んできた身としては、その文脈で非常に興味深かったです。ところどころ、台詞と字幕が整合してないっていうか、マーケティングと広報・PRを混同しているふうに感じられた点は、気になりましたけどね......ちなみに私はどちらかというと宇宙開発のマーケティングよりかは、宇宙開発の広報・PRをやりたい立場。
しかしこれ、うっかりするとドキュメンタリー、史実に基づく映画と誤解されないかしら。ちょいちょい当時の実際の映像を使っていたし......いや普通に見ておかしなところは気づくはずだけど(そもそもハリウッド作品に娯楽性以外を求めてはいけない笑)、宇宙開発に疎い人が見たら本当に「そういう」極秘の計画があったと信じてしまいそう。ま、本当のところがどんな感じだったか気になるなら『月をマーケティングする』を読みましょうね。