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お金持ちは合理的

となりの億り人』に続けて読んだのが、『お金持ちは合理的』。

コストパフォーマンスが悪い取引をしないことに強くこだわる点が、多くのお金持ちに共通する最も基本的な習慣・考え方

のっけから、まぁそうですよね、という結論。金額の多寡を問わず、上記の基本スタンスをあらゆる経済的行為において貫き通すことが大事で、それをできた人が俗にお金持ちと呼ばれる存在になっていくのだろうなと。

安易に物を買わない、安い商品でも多角的・長期的に損得を考えて、自分にとって価値があると思ったときだけ購入する。

上記からは、多角的・長期的な損得の思考スピードをもっと上げたいなと思いました。滅多に金額の大きな買い物をすることはなく、日常的には食事とか消耗品にほぼ限られるけれど、それでも自分にとっての価値を少しでも深掘りしたうえでお金を使うようにしたい。

お金持ちは「最大の効果が得られる投資先は、自分の子どもだよ」とよく言います。

よく言うのか......なんか初耳のような。可能な限り子供の習い事や教育にお金をかけるようにしてきたのは、あくまで自分自身がそうしてもらった過去があるからであって、別に将来の見返りを強く期待しているわけではないけれど。

何かをやめることのもったいなさやデメリットではなく、やめることで得られる未来のメリットに目を向ける

上記は、サンクコストにどう処するかってお話。過去はどうあがいても変えることはできないわけで、思考や判断の軸足は常に未来に置くべき、ですよね。費やした金額によっては、なかなか容易ではないことも、あり得ますけど。

現在の自分と、20年後の自分を比較してみたとき、より効果的にお金を使えるのは健康である現在の自分です。

私よりずっと若くして家を購入したりしている同僚のこと、単純にすごいなーとか思って見ていますが、それに通底する話かなと。お金というのは基本、歳を取れば取るほど活かしにくくなっていくもの。それをわかったうえで、いつ何にどれだけ費やすか、考え続けたい。

私のまわりで人生を満喫していると感じる人の多くは、〈お金をたくさん増やした人〉や〈お金をたくさん貯めた人〉でがなく、〈お金をたくさん使って、たくさん思い出を作った人〉です。

最近もどこかで耳にした話で、お金って結局、墓場まで持って行けませんから。私はとっくに物質的豊かさからは距離を取り、思い出っていうか経験、体験にお金を使うことに意識を向けるようにしていますが、それで良かった(≒合理的)のだなと思えました。

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