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となりの億り人

一般的にお金持ちと言われる人々の思考や行動パターンに興味が湧き、『となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」』を読みました。

どんな約束であれ、決して破ることのない人は人から信用されます。信用されると仕事がやってきます。つまり「信用」というのはお金になるのです。

確かホリエモンも、そんな趣旨っていうかタイトルの本を出していたような(読んでませんが)。信用って、普通に社会で生きていくだけでも不可欠と思っていますが、お金になるなら尚更、大事にしなきゃなーとか思いました。失ったときのリカバリーが大変という意味でも、お金に近いのかも?

自分は実質的には半分の約5万円しか負担していませんが、被災地のためにはちゃんと10万円が使われています。ということは残りの5万円は税金からかまなわれるということになるのです。これが「寄付が自分の税金の使い途を国に指定する」ということなのです。

上記は税額控除に対する捉え方の話で、自分には新しいものの見方でした。なかなか、税金の使途って個別具体的には御し難いイメージが強かったけれど、上記の考え方に則るなら、確かに積極的に寄付していくという考え方もアリですね......それだけの余裕があるなら。

家や車を買う時は自分でカタログやネットで調べて徹底的に考えて買うでしょう? なのにどうして投資だと『誰かに聞けばいい』とか『何か儲かるものを教えて欲しい』と考えるのでしょう。

これは、とある億り人さんへのインタビュー内容からの引用ですが、自学自習の大切さを説いてるっていうかな。世の中やっぱりラクして稼げるなんてことはなくて、投資をするための知識にまず時間なりお金を投資しないとね、と思いました。そうでないと簡単に騙されそうだし。

金額を目標にする前にまず自分のやりたいことや楽しみたいことを明確にイメージし、そのためにどれぐらいお金が必要なのかを考えたほうがいいんじゃないですか?

これも、とある億り人さんの言葉で、重要なのは金額じゃなくて......というお話。まぁ自分のやりたいことや楽しみたいことに宇宙旅行なんて掲げたりしなければ、現実的な目標設定は十分に可能かもしれないけれど笑。同じ方が1億円なんてなんくなるのはあっという間です。大事なことは自分が何をやりたいかですよともおっしゃってて、実におそろしい。

世の中に出ているいわゆる「マネー本」や「投資本」の類いはその9割以上がほとんど役に立たないと考えて良いでしょう。

最後のほうのQ&Aに、しれっと書いてあった上記には笑いました。確かに、著者がどれだけ実践しているかってところに注目すべきだなと思いましたし、いっぽう実践で稼いでる人は本を書いて売る必要なんか無いだろうし、そもそも進んで儲け方を他人に開陳しなさそう、とも思いますね。大事なことは原理原則と基本観を学ぶこと、了解です。

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