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富野由悠季監督と出渕裕氏のトークショー

3月16日の覚え書き。生まれて初めて新潟駅に降り立ったのは、第2回 新潟国際アニメーション映画祭で「逆シャア」こと『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』が上映されるのに先立ち行われる、監督を務めた富野由悠季氏とメカニックデザイナーの出渕裕氏のトークショーに参加するため。このお二方、良くも悪くも私の人生に多大な影響を及ぼしており笑、直前にライブ配信されることが発表されたけれど、自分としては何としても現地で直にお話を聞きたかったのです。

どうせどこかで記事化されるだろうから、話の中身を記憶しようとするより、とにかくお二人と時間を共にできることを全力で楽しみながら、特に富野監督の熱量を肌で感じることに集中しました。82歳でありながらあの早口、あの言葉の力強さ(言い切る力)、感服しました。そして、次の世代にバトンタッチしなければとの想いを強くしながら、いっぽうでまだ引退しないぞという気概を見せる、そのなんとも言えない一種の自己矛盾?を隠そうとしない潔さもまた、素晴らしい。

とまぁそんな感じで30分のトークショー(漫才?)はあっという間に終了。ありがたいことに、フォトセッションは会場の参加者も撮影OKということで、もちろん私も手持ちのiPhoneで何枚も撮ってはみたけれど、かなり後ろの方の列のステージ向かって左端の席だったので、ぜんぜん小さい笑。あらかじめ撮影OKって知ってたら、ちゃんとズームの効くカメラを持ってきたかった!!ともあれ、いずれまた富野監督や出渕氏の生トークが聞ける機会のあることを祈るしかない。

フォトセッション中の富野監督(左)と出渕氏(右)

そのあと上映された逆シャア、公開当時は初日に劇場で見たような気がするし、以来もう何回も見た作品だけれど、やっぱり印象は少し違って見れた気がします(少なくとも、チェーンのサイコフレームはTポイントのロゴにしか見えなくなった笑)。出渕氏が語ったところの「生の人間」という部分に、よりフォーカスして全体を俯瞰できたような。だからこそ余計に、戦闘シーンが長く思えてしまうのですよね......中学、高校生くらいの時分には、むしろ戦闘シーンにばかり熱を上げていたのに。私も歳をとったということです!!ちなみに、早速、トークショーの記事が上がっていました:

[ 2024-07-11 追記 ] どういうわけか、4ヶ月近くが経ってから、新潟で取材したらしきインタビュー記事が公開されていました(富野由悠季「逆襲のシャア」制作での後悔と「ガンダム」を10年作り続けてわかった人類の課題 | AERA dot. (アエラドット))。

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