日本単独野営協会の声明に思う
著
自分の山歩きは基本、単独行なので......女性ソロキャンパーへ話しかけに行く男性について日本単独野営協会が思うこと - ソロキャンプ ー日本単独野営協会 公式サイト ーで触れらている一件は全然、他人事に思えませんでしたし、声明は興味深く読みました。途中、強い言葉を使ってはいるものの、基本的には同意しかなく、とりわけ
「なぜソロキャンプをしているのか」それを考えれば誰でも話しかけに行ってはいけないことくらい分かるはずです。
というくだりは本当にそれな!!と。自然のなかで孤独(孤立ではなく)を楽しみたい動機がある以上、同性・異性を問わず、誰からも話しかけられたくない気持ちがあるわけですよ。その気持ちの強弱には、個人差があると思いますけどね。登山道ですれ違う際の挨拶とか、何かしら助けを必要とする緊急事態なんかは、もちろん別として。
しかし、上記の声明に対するはてなブックマークのコメントを経由して発端と思しきツイート&動画を見ましたけど、当該の男性は明らかにコミュニケーションを拒まれているにもかかわらず、執拗に絡もうとしているわけじゃないですか。空気を読めてないレベルの話じゃない、こんなの恐怖以外の何物でもない、周りに人のいない夜間となれば尚更。
関連して、声明を出した日本単独野営協会の小山仁代表へのインタビュー記事、ソロキャンプ中のナンパ被害は自業自得? 日本単独野営協会の声明が「正論すぎる」と話題 | ENCOUNTも読みました。
寄せられた反響は「9割8分は賛同の意見、1%ほどのたとえ話が通じない人はすべて男性でした」とし、ゴキブリとハイエナのたとえ話については「『男はゴキブリやハイエナと一緒だ』と言ったわけではなく、『女性に迷惑をかけないためには、自分の中ではそのぐらいの心構えでいるくらいがちょうどいい』という意味。それを読んでいないか、読解力のない人が脊髄反射で怒っている印象です。
うーん、これでも話が通じない人(男性)がいるのですか......頭を抱えてしまう。夜道で自分より前を女性が1人で歩いていたら、後をつけていると誤解されたり恐怖心を抱かせないよう、スピードを落として距離を取るか早歩きして追い抜くかしてるけど、そういう気遣いもきっと理解できない輩なのだろうな。結局のところ、万が一のための自衛手段を強化するよりほか無いのだろうか? テント場における盗難事件など、年々物騒になってきている印象がありますし。
[ 2023-06-16 追記 ] 発信元の組織に関して、日本単独野営協会が胡散臭い団体だということは覚えておいてほしいとか、【悲報】色々と話題の「日本単独野営協会」さん、ヤバそう。 - Togetterといった情報が出回っています。確かに、組織のWebサイトの「お知らせ」が個人のBlog記事っぽいところからして、微妙な感じは抱いてましたけども、取り沙汰されていることの真偽だとか組織の品格はさておき、この声明に私は同感したわけで以下略。