宣言型デザイン
著
私が勝手かつ一方的に師と仰いでいるお一人、Jeremy Keith氏のプレゼン「Declarative Design」を視聴しました。BlogっていうかJournalは日常的に読んでいますが、プレゼンを見たのは久しぶり。そしてやはりお話が上手いし聞かせるなあ......と思いました。こういうプレゼンができるようになりたい。
20分ほどの短いプレゼンで、まず命令型と宣言型の2つのアプローチを音楽を比喩に対比させます。曰くモーツァルトは命令型、マイルス・デイヴィスは宣言型のアプローチ。そして話はプログラミング言語における命令型と宣言型、さらにWebへと移ります。HTMLとCSSは宣言型でJavaScriptは命令型......そしてアプローチの違いはマインドセットの違いと語り、ボタンの実装にdiv要素を使うのとbutton要素を使う場合を対比させ、行き着いたキーワードが「コントロール」。
組織マネジメントにおけるコントロール、アウトプット重視かアウトカム重視か、さらには部分最適か全体最適か......みたいなトピックを挟みつつ、話は冒頭の音楽の比喩に戻って命令型と宣言型のどちらが適しているかは文化次第、という話に。でもってWebにおいてはユーザーの閲覧環境をコントロール不可であるからして、宣言型アプローチのデザインが向いているのでは......みたいな流れ(自分の解釈では)。
命令型と宣言型の対比についてはResilient Web Designにおいても語られてはいるけど、うーんしかしうまくまとまってるなー。ていうか日本語訳、早く終わらせなければ。