エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
著
通称「エブエブ」こと、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を見てきました!新宿バルト9で18:25上映開始の回。直前までまるで興味なかったのだけど、キー・ホイ・クァンのオスカー受賞スピーチに妙に感動してしまってね(水曜で安く見れるという理由もあり)。やはりアカデミー賞の影響からか、スクリーン2はほぼ満席。
マルチバースの話だってくらいは知ったうえで見たのですが、思ったよりSF要素は少なくて、見終わってみれば愛と赦しに満ちた、優しい話だったなーと。人生とは選択の連続であるからして、都度の選択により宇宙が多重化する、と思えなくもない。そんな解釈を軸にユーモア交えつつ夫婦愛、親子愛、家族愛......さまざまな愛を絡めたような印象。
久しぶりにこういう、自分の日頃の守備範囲「外」の映画を見たわけですけど、たまにはいいかもね。あとやっぱり、自分は何かとエンターテインメントに分かりやすさを求めすぎてるなーとか反省しました。作品が発するメッセージに対する咀嚼力がだいぶ弱くなってしまっている気がして。まぁキー・ホイ・クァンの演技は堪能できました、しばらく目にしないあいだに随分、歳とったなぁとも思ったけど......お互い様か。
以下どうでもいい話。2時間半て結構長いなぁ、きっと花粉症で鼻水出まくるか詰まりまくって口の中がからからになるから水分必要かなぁと思い、映画館で飲食しない自分には珍しくジンジャーエールを買ったんですよ、Lサイズで。したらば、すんごいでかいカップのが出てきちゃって。MないしSサイズでも良かったかも、エンドロールの時間に頑張らないと飲み切れなかったから。