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成長し続けるための77の言葉

田坂先生の著書で未読のものを減らすシリーズ、『成長し続けるための77の言葉』の覚え書き。

「人間を好きになる」それは、職業人として成長していくために、極めて大切な心構えでもあるのです。

たまに、自分はまだ本当の意味で人間を好きになれていないかもしれない、と感じてしまうことが稀にあります。その意味では、上記の心構えができていないことを反省すべきだし、同時に職業人としての伸び代がまだあることを前向きに喜ぶべきかもしれません。

一流のプロフェッショナルは、師匠の「強大な個性」との格闘を通じて、自分の個性を磨いていくからです。

自分の個性が磨けているかはさておき、師匠と思える方々の個性にはこれまで恵まれてきたなと、振り返ってみて改めて思いました。もし自分の個性が磨けていないようなら、それはすなわち格闘が不十分であるか、格闘を避けているということ。一流への道は遠い......。

「相手を、自分の意のままに動かしてやろう」と考えた瞬間に、相手が一流のプロフェッショナルや優れた顧客、賢い部下であるならば、それを容易に見抜いてきます。そして、我々を信頼しようとはしなくなります。

これは色んな場面、人間関係で言えることだろうなと思います。「操作主義」という言葉で本書では表現されているけど、自分は少なくともそういう発想はしていないつもり。よく言われる「他人と過去は変えられない」というのは理解してるつもりだし、そもそも自分自身すら往々にして御し難いわけで笑。

昔から、経営の世界では、一つの言葉が語られてきたのです。「経営者として大成する人間は、悪いことができて、悪いことをしない人間である」

うーんこのフレーズは初耳かもしれない。これまでに読んだどの著書でも遭遇してこたなかったような気がします。しかし面白いですね......言わんとしているのは、自らのエゴの負の部分を受け入れてなお、それに引っ張られないということだと思いますが。

人間集団のリーダーに、究極、求められるのは、「メンバーを成長させること」ではなく、「メンバーの成長を支える」ことであり、「メメンバーの成長への意欲が高まる場を創る」ことなのです。

なかなか実践できておらず大変耳が痛いですが、頑張りたい。

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