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ミドルシニアのための[日本版]ライフシフト戦略

ライフシフトって言葉、だいぶ旬を過ぎた感じはありますが、個人的に影響を受けている田坂広志氏が「人生百年時代、生涯現役を目ざす人、必読の書!」などと推薦されていたので、『ミドルシニアのための[日本版]ライフシフト戦略』を読みました。全体的には not for me な印象だったのですけど、まぁでも大事だなと感じたフレーズもあり。

入社から定年まで同じ会社に勤めつづける一毛作はもはや終焉し、人生三毛作時代の到来である。

自分は既に業界でいうと二毛作、所属組織でいうと四毛作(出向を含めれば五毛作)を達成しているけれど、世の中全体がそういう方向に動いているというのは面白いし、いずれはプロジェクト単位で働くようなことも当たり前になるかもしれないなと。昔、南極旅行でご一緒した旅人から、そういう働き方があることを聞いて驚いた記憶があります。

自己中心から関係性重視への変化と重なるのが、自己利益至上の利己主義(selfish)から利他の精神(altruistic)への変化です。

いやーこれは本当にそう変化して欲しいけれど。しかしロシアのウクライナ侵攻やら東京五輪をめぐる贈収賄事件なんかが世間を賑わせている昨今、そういう変化をどこまで期待して良いものやら、悲観したくもなります。国民性として利他主義は受け入れられやすいと自分は思いますが......なーんかやっぱり経済や政治の表向きでないところの仕組みが絶望的なまでに利己主義という悪印象があって。

これから重要になるのはまず職務(ジョブ)ありきではなく、先を見越して、バックキャスティングでいま何をすべきかを考え、そのために試行錯誤する力、つまりビジョンの創造です。

出た〜バックキャスティング。これ本当にこの2年でよく聞くようになった言葉。いやもちろん自分には足りてないところだと思うし正直、苦手意識もありますが。まず「先」をどの辺りに置くかというのが難しく感じてしまって。まぁでもフォアキャスティングとバックキャスティングを自在に行ったり来たりできるようにならなくては。

ベテランロールには、「レジェンド(生き字引)」「コネクター(世話人)」「イノベーター(永遠の開拓者)」の3つのパターンがある

このパターン分類は初耳で、興味深いなと思いました。自分がどれにハマるかと言えば、まぁどれにも当てはまらなそうではあるのだけど......基本的に人見知りであり、人脈を広げまくるタイプではない以上コネクターではないし、イノベーティブでは全然ないから......消去法でレジェンドか。記憶力も良くはないのですが笑。

「最大のリスクは、リスクのない人生を送るリスクである」(スティーブン・R・コヴィー)

なるほどですね、がんばります(謎

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