やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ
著
最近いろいろ(と言っても主に学校のほうが)テンパってて、すがる気持ちで読んだ『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』の感想。
突然ですが、野菜の種や苗を植えていないのに収穫を楽しみにしている人がいたら、あなたはどう思いますか?
いやー出だしから一本取られました。すぐに動かない、怠け者なときの自分がその「野菜の種や苗を植えていないのに収穫を楽しみにしている人」だから......まさに言い得て妙。しかし冷静に考えれば、その振る舞いがどれほど頓珍漢なものか、よくわかりますね。ありがとうございます。
うまくいかないことは失敗ではなく「行動して得られた成果」と考えよう。
動き出せたら、もうそれだけでも評価したら良いわけね(後述する結果目標とは別に)。自分は、どうしてもその種の自己評価をすっ飛ばしがち。期待した結果が得られないとすれば、起こす行動に問題があるはずで、じゃあその問題を未然に防ぐには......みたく頭の中でグルグルしがち。そんな暇があったらさっさと行動して失敗すべきだな、失敗してこそ次の一手も見えやすいだろうし。
「まず動く」ことで、やる気は後からついてくるのです。
変えるべきは思考や意志ではなく行動......さんざん周囲に向かって言ってはいても、じゃあ自分がどれだけ実践できているかといえば、惨めなものです。ええ、わかってますとも、まったく成長がないんだよなあ......情けない。対象が何であれ、ひとたび苦手意識を持ってしまうと、指数関数的に億劫になってしまってダメ。まずその癖を直さなきゃ。
「結果」はコントロールできませんが、「行動」はコントロールできます。結果ではなく、自分でコントロール可能な「今できる行動」にフォーカスしましょう。
たぶん自分の場合、結果はコントロールできるものという思い込みが強いのだろうと思いました。何を根拠にそんな自信過剰になれるのか、反省しないといけません。他人と過去は変えられないが自分と未来は変えられる、なんてフレーズを何度となく繰り返し見聞きしてきたけど、ちょっと解釈を変えなければいけない。まず自分を変えないことには、未来なんか変えようがないと。
未来に待ち受ける苦痛の悲惨さ、ひどさが具体的になればなるほど、「こうはなりたくない」「それだけは避けたい」と苦痛回避の行動スイッチが入ります。
なるほどね。どうしても自分は「快追求」の発想で事後の「ご褒美」ばかりをイメージしがちなのだけど、今これに着手できなかったら「どんな地獄が待ち受けているか」ってほうも同じかそれ以上にイメージしないといけない。頑張って少しずつ習慣にしていきたい。
行動目標にフォーカスして、結果が出るようになったら、再び結果目標にもフォーカスしてください。行動目標ばかりを意識し続けると、今度は仕事がマンネリ化してしまうからです。
上記が本書で得た一番の教訓。フォーカスする対象は、行動目標と結果目標を循環させていくこと!それが要はバランスを取るってことなのかもしれないけど(ここでも「要はバランスおじさん」にならざるを得ない笑)、結果にこだわりすぎているように感じたら即、行動にこだわるようスイッチすれば良かったのね。