小谷美紗子 PIANO DUO CONCERT「rain」
著
小谷美紗子さんのデビュー25周年を記念した企画ライブ、PIANO DUO CONCERT「rain」に行ってきました。会場は初めて足を運ぶことになった、銀座のヤマハホール。1階から受付がある7階まで上がるのに、かなり大きなエレベーター(最大定員47名、積載3100kg)に乗ることになってびっくり。いや普段、勤務先が入居してるビルで乗ってるほうがよほど大きいけれど......なんか意外でした。やっぱり楽器の搬入に必要な大きさなのかな?
閑話休題。既にスタッフさんのつぶやきでセットリストが公開されていますが、とにかく素晴らしかったです。時節柄、歌ってくれると期待していた『儚い紫陽花』が聴けなかったのが、唯一残念だったくらいで。素敵な歌声とピアノの音色に酔いしれ、あっという間に2時間が溶けましたわ。10歳からの仲良しという、梶木良子さんとの掛け合いもまた絶妙で、味わい深かったですね。弾き語り自体が久しぶりというのも相まって、最初から最後まですべてが最高でした。
ラジオから流れてきた『嘆きの雪』に衝撃を受けて以来、小谷さんの音楽を聴きながら四半世紀を駆け抜けて、今夜のライブに馳せ参じたっていうその事実自体が、すごく感慨深い......ダメだなー、歳とってくるとライブのたびに同じような感慨ばかり反芻してしまって。でも実際しょうがないよね、25年ものあいだ色んな経験なり変化をお互い重ねてきてなおファンでいられるのって、奇跡みたいなものだと思うから。だから、この関係性は一種の奇跡なんだと、何度でも記しておきたい。10月に東名阪で予定されている25周年記念ツアーが、今から楽しみです。