脱AMPの加速
著
かつてAMP letterに署名した程度に自分はアンチAMPというか、Webコンポーネントフレームワークとしてかなり普及したなーという点は感心しつつも、誕生当初の表示パフォーマンスへの期待は微塵も抱かなくなって久しいのですけど、だいぶ前から局所的に話題にされてきたAMPの「きな臭い話」が、少しずつ目立ってきている印象があります。割と最近読んだ記事:
- Google throttled non-AMP page speeds, created format to hamper header bidding, antitrust complaint claims
- AMP Has Irreparably Damaged Publishers' Trust in Google-led Initiatives - WP Tavern
- GoogleはAMP以外の広告の読み込み時間に1秒の遅延を加えていた - GIGAZINE
こと日本国内に関しては、私の知る限り目立った動きを認知していなかったのですが、さすがに【お知らせ】AMPの対応終了について | Amebaスタッフブログは目に止まりました。関連して、中の方の心情が吐露されていると思しき?アメブロのAMPを終了します | CyberAgent SEO Information (サイバーエージェントSEO情報ブログ)が実に味わい深いです。特に以下のくだり:
(もちろん細かい理由は知ってはいますが、どこまで書いて良いのかわからないのでこのくらいでご勘弁ください)
表向きの理由としては、なによりも大きかったのは、トップニュースカルーセルにおいてAMPが条件から外れたこと
というのは確かにあって、自分も勤務先のコラム「ページ エクスペリエンスの更新とAMP対応」では触れましたけどね。
さてこの先どうなるか......訴訟の行方次第なところはあるにせよ、個人的にはAMPが今以上に普及する可能性は無いと思っていて、むしろ脱AMPの動きが加速していくと予想しています。実際、先に記事を紹介したSearch Engine LandもAMPは止めるみたいだし(We're turning off AMP pages at Search Engine Land)、Tiwtterもサポート止めるらしいですよね。Twitter Developer Platformの「Publish faster articles with AMP」冒頭に
We're in the process of discontinuing support for this feature and it will be fully retired in Q4 of 2021.
ってわかりやすく書いてあります。