論文の書き方
著
『論文の書き方』という、ボリューム的にはあっさりしててスグ読み終えられる本を読みました。これから大学院で調査研究報告書をまとめるにあたって、基本的な考え方を知れたらいいなと思い。
目指したのは、サクッと読んで「そうか!」と言える論文の書き方の本です。
細かいところを気にし出したらキリが無いかもだけど、著者の方の上記の目的は達成できているように思いました。少なくともサクッと読み終えられるのは間違いない。
論文が書けない人は、概要を先ず書くことです。
概要は、論文を書き終えた後に要約したものですが、理想の論文を書き終えた時を想像し、概要を書くのです。
なるほどなー。目的と結論の整合性
が大事、ともあったから、ブレないストーリーを先に描いてしまってそれに肉付けしていくことで全体を仕上げていくって異能はアリだなぁ。
審査する側からすれば、論理的に述べられているかどうかは、最初と最後、つまり「研究目的」と「結論」の整合性を見れば直ぐに分かるのです。
ここでもやはり目的と結論のあいだで筋が通っているかの重要性が強調されている。調査はこれからだけど、宇宙開発はもっと社会課題と紐付けて広報されるべき(つまり現時点では紐付けが不十分)という結論はハッキリ見えているつもりなので、まぁなんとか書けるでしょう......。