「EPUB最新動向とルビ仕様について」に登壇
著
10月19日の覚え書き。Advanced Publishing Laboratory(APL)と日本電子出版協会(JEPA:Japan Electronic Publishing Association)の共催によるオンラインセミナー、EPUB最新動向とルビ仕様についてに参加しました。スライドなんかは、イベントのページからすべてリンクされています。
私もちょこっとだけ登壇させていただき、「Web Content Accessibility Guidelines 最近の動き」と題してお話しました。録画では51:30から始まるパートです。「最近の」と謳いつつも、電子書籍や電子出版ビジネスに携わってらっしゃる方にあまり馴染みがないかもしれないWCAGについて、それが何であるかとか、直近の動向をお伝えするのが趣旨。従い、「最近の」話がほとんど無かったじゃないか、との批判は当然あろうかと思います......申し訳ありません。
私の拙い講演はさておき、Florianさんの超絶わかりやすい、ルビそのものやルビのWeb標準化、さらにはその実装の必要性とか意義についてのプレゼンテーションは大変素晴らしかったので、ぜひEPUBコンテンツ制作者に限らずご覧いただけたらと思います。WCAG文脈的には、ルビの位置付けって軽んじられがちだと思っていて(根拠はなく完全に主観)、それは達成基準 3.1.6 発音の適合レベルがAAAなのと無関係ではないと思っているけど、とはいえ辞書とか試験問題とか、誤読の回避が極めて重要なコンテンツ向けにはやっぱりルビの提供って大事なわけで。