どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか
著
死をテーマにした本は基本的に嫌いじゃないし、どちらかというと好きなほうなので、みうらじゅんさんとリリー・フランキーさんの対談を収めた『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』を読みました。下ネタが多かったけれど、まぁ面白かったです......死ぬことを恐れない程度に脱力できる感じで。
例えばインドではカースト制があって、貧乏人が町で物乞いしてるけど、全然不幸な姿に見えないんですよ。それぞれの運命のなかでそれぞれの生き方をしてるってだけだから。
これはこれで一種の達観だと思うけれど、それぞれの運命のなかでそれぞれの生き方をしてる
って良いですね......真理すぎる。実際、我が身についてもそう。悪あがきは時に必要だけれど、必要以上にあがいてもねっていうか。
だいたい、教養というのは、その人の生活だったり価値観だったり、知識がその人の身になってるもので、しかも大事なのは、その人の持っている教養で世の中を変えられるかということだと思うんです。
深い。必要とされていない知識というのは、もう雑学だもん
てのと合わせて、実に深い。なんとなく、知識不足を変に焦ったり恥じたりする必要は無いんだな......という気持ちに。大事なのは、得た知識をしっかり教養に変えていくことだなぁ。反省。
とにかく相手の立場になって考えないとね。そうやって考えて相手の機嫌がよくなると、自分の機嫌もよくなるっていうことが分からなきゃ。機嫌なんて、本当は他人の機嫌のことなんだよね。
自分の機嫌は自分で取る、というのは常日頃心がけているつもりなんだけど、相手の機嫌を取る、相手の立場で考えるのは全然できてなかったなあって、これまた反省しました。それが自分の機嫌を良くするために一番、効果的なのにね。
まあ、心配しなくても行くっつーじゃ無いですか、地獄。
はい笑