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東京交響楽団 特別演奏会「第九」2020

12月29日の覚え書き。年末の恒例、サントリーホールへ第九を聴きに行ってきました。今年は、東京交響楽団 特別演奏会「第九」2020のチケットをあらかじめ予約していたのです(13時開場、14時開演)。例年ですと平日(多くは最終営業日)の会社帰り、夜の公演に足を運んできたのですが、やっぱりそれだとなんとなく忙しないので......おかげで、昨夜はちゃんと挨拶回りをしてからテルマー湯に行ったわけですが。

コロナ禍でそもそも公演の実現自体、危ぶまれたように思いますけど、無事に生演奏、生合唱を聴けて何よりでした。以下、今年、第九を演奏するということ | 東京交響楽団 TOKYO SYMPHONY ORCHESTRAより東京交響楽団 事務局長の辻氏の言葉を引用:

これまでも人間はウイルスと長く付き合ってきたのだと思いますが、いろいろ調べてみると、感染症が流行した後に、世の中が良い方向に向かう時と悪い方向に行く時と両方あるんですよ。長引くこの状況は本当にこたえますが、いつか終息した時に、特に文化を職業にしている我々がとにかく頑張って良い方向に乗り越えて行かないといけないな、とつくづく思っています。

まぁ、例年とは色々異なりましたけどね......クロークは休止、ドリンクコーナーでのアルコール販売は無し(売られていたのはミネラルウォーターのみ)、前から5列は空席(自分の座席は1階7列34番だったので実質前から2列目)、演奏者の皆さんはほとんどマスク着用(ヴァイオリニストでもしてない人はいたから義務ではなかった?)、合唱団の人数は半数以下に削減......それを踏まえてか4人のソリストはステージ前方で歌唱。あと、「ブラボー」の掛け声は禁止とか、終演後には客席のブロックごとに時間差で退場という対応もあったな。

合唱団の声量がどう感じられるか不安に思っていた点は、予想に反してそれほど気にならなかったのは意外。まぁしかしウイルス由来の特殊な構成というのは願わくば今年限りであって欲しい......来年また第九を聴きに来れるとしたらば、歌う/演奏する側も聴く側も以前の様式で臨みたい。どんな酷い一年であっても、サントリーホールで第九を聴けば終えることができる&新年に期待が持てると思っているからこそ、そう強く願わずにはいられません。

サントリーホール

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