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こだわらない とらわれない

機嫌を保つのに、こだわらない、とらわれないって大事だなぁ......と思って読んだのが『こだわらない とらわれない』。のっけから、なるほどですね、を心の中で連発しました。

人はなぜ悩み苦しむのかといえば、「こうあらねばならない」と自分で自分を縛ったり、身近な人、あるいは他人さえも縛ろうとするからだといえるね。

「こうありたい」と思うのは、まぁ、必要だとは思うのだけど、それが積もり積もって気づかぬうちに「こうあらねばならない」になっていたり、強迫観念ぽくなっていて、要するに自分で自分の首を絞めてしまっていること、割とある気がするのだよなぁ。

他人の弱さをあげつらうことなく、批判することなく生きていたいね。誰でも自分と同じように悩みや苦しみを抱えていることを知って、自分から先に人の苦労を癒すようにしたいものだ。

自身を棚に上げてしまいがちなの、恐ろしく想像力が足らないのか、自分自身の弱さに気づけないほど鈍感なのか、両方か。もうとっくに四十代も半ばを過ぎていてもなお改善できていないので本当に自己嫌悪に陥るけれど。日々精進するしかないのだよなぁ。

この世には、「思うようにならないこと」がたくさんあること、ほとんどの苦しみや不安は、自分が招いているのだと気づくことが大切になる。

......はい。

「自分のがんばりが一番」と思っているから、いまひとつ寛大さに欠けるんだな。

別に自信過剰ってわけでもないけれど、やはり想像力の無さを反省せざるを得ないというか、耳が痛む。見えている世界、聞こえてくる世界が、世界のすべてではない。頭ではわかっているのに誤解を起こしてしまうの、本当に良くない。直したい。

人のせいにしていることを
みんな自分のせいにしてみな
きっとうまくいくよ

......はい。

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