Astrobiology Club / 極限環境に住む謎の微生物
著
7月11日の覚え書き。Astrobiology Clubのオンラインセミナー第7回「極限環境に住む謎の微生物」をリアルタイムで視聴しました。
鈴木先生は冒頭「ビール片手に気楽に聞いて」なんておっしゃっていたけれど、残念ながらビールは買っていなかったし、全然気楽に聞ける内容では無かったですね......例によって?理解が悲しいくらい追いつかない。高校レベルの物理、化学をやり直さないと完全に無理でしたわ。
まぁでもやっぱり宇宙生物学の面白さ、魅力というのを改めて感じることのできた講義でした。特に生命の定義は絶対不変ではないという点、仮説駆動か発見駆動かというスタンスの違い、そして化学進化と生命進化の不連続性にどう連続性を見出すかといったあたり。
宇宙生物学に限らず科学全般に言えるのだろうけど、観測可能性の限界が結局のところ理論化や体系化の限界を決めている側面があるから、きっとまだまだ面白い発見(やそれに伴う新たな生命の定義、生命起源の理論化)がなされるだろうな。イオン濃度勾配なんかを含め、エネルギー的にどのような合理性があって生命が生まれたのか......すごく「そそられる」テーマです。鈴木先生オススメの『生命・エネルギー・進化』、いつか読んで内容を理解したい。