Astrobiology Club / What is Astrobiology?「アストロバイオロジー概論」
著
Astrobiology Clubのオンラインセミナー、What is Astrobiology?「アストロバイオロジー概論」を聴講しました。化学とかほとんど覚えてないから、内容を理解できたとは到底いえないけれど、現役の研究者の言葉でアストロバイオロジーの面白みを聞けたのは大変ありがたい(しかも無料)。スライドも公開されているので、上澄みだけでも復習しようと思います。
しばらく宇宙生物学からは遠ざかっていたのですけど、今回のセミナーで久しぶりに知的好奇心を呼び覚まされた感じ。思えばISUに参加していた当時、その方面の研究者になることを妄想したりもしたなぁ......ちょうど、NASAがアストロバイオロジーという言葉を定義して間もない頃だったし、火星由来の隕石(ALH84001)を巡る議論がホットだったんですよね。
生命と呼ばれる存在が、いかにして非平衡状態を維持するシステムを獲得するに至ったか......自然がなせるわざとはとても思えず、考えれば考えるほど不思議な印象。生命の起源と進化、分布、未来、その3つが宇宙生物学のテーマであり、自分はいずれにも興味があるけど、特にスライド後半に登場する「生命のエネルギー史」というページが京大宇宙ユニットっぽさがあって楽しい(謎)。セミナー中で紹介されていた本、今年中に読めるだけ読んでやろうという気にもなりました。