Outletとか日記を書くことの価値とか
著
Adactio: Journal--Outlet経由で知った、Opinion | I Spent a Year in Space, and I Have Tips on Isolation to Share - The New York Timesという記事を読みました。国際宇宙ステーションに1年のあいだ滞在したScott Kelly氏が、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大により隔離された生活を余儀なくされた人に向け書いたものです。大雑把に、氏のアドバイスは以下の6点:
- スケジュールに従う(
Follow a schedule
) - 自分のペースを作る(
But pace yourself
) - 外の空気を吸う(
Go outside
) - 趣味を持つ(
You need a hobby
) - 日記をつける(
Keep a journal
) - 人との繋がりを保つ(
Take time to connect
) - 専門家の意見に耳を傾ける(
Listen to experts
)
なるほど、冒頭で紹介したJeremyの記事に引用されているように、日記をつけるというアドバイスが興味深い。NASA has been studying the effects of isolation on humans for decades, and one surprising finding they have made is the value of keeping a journal.
、つまりNASAが数十年にわたり孤独が人間に及ぼす影響について行ってきた研究から得られた驚くべき発見のひとつに、日記を書くことの価値があるらしいのね。
この覚え書きは日記というほどの更新頻度ではないし、純然たる日記と違って表沙汰にできない想いだったり出来事は当然書かないようにしているから(Webに公開してる以上はそうせざるを得ない)、ポジティブな恩恵をどれだけ被ってきたか定かではないけれど......まぁそれでも自分の好きなように100%すべてをコントロールできる「実験場」としては十分機能してきたし、おかげでふとした瞬間に気持ちを落ち着けてきた気がします。覚え書きのみならず、個人サイト全体に言えることとして。
そこでふと思ったこと。自分に「コントロールできない」物事に囲まれながら生きていくうえで、数少ない貴重な「コントロールできる」物事には、概ねOutlet(はけ口、発散の場)という側面が伴っているものかもしれない。