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仕事がはかどる 禅習慣

ゴールデンウィークも中盤、改元したことだし仕事は残っているしで少しでもモチベーションを上げようと、なんとなく読んでみた自己啓発書が『仕事がはかどる 禅習慣』。著者の枡野俊明氏、Amazonで検索しただけでも相当数の書籍を執筆されているらしい......プロフィールには住職とあるけど、庭園デザイナーとも多摩美術大学教授とも書かれていて、よくわかりません。軸足は禅に置いているにせよ、なんとなくビジネスマンぽさを感じます。

仕事のなかで充実感を得られる、十分な納得感がある、ということが、はかどるということの重要なファクター

「捗る」という言葉からすると、どうしても業務効率や生産性といった別の言葉を想起してしまって、それはつまり客観的にみたときの単位時間あたりのアウトプット的な捉え方になるのですが、主観的には確かに充実感だったり納得感こそ大事だなと思いました。目線をどちらに置くかの違いでしかないかもしれないですが、良い気づきをいただきました。

夜の間に部屋の空気は澱んでいます。窓を開け放ってそれを新鮮な空気と入れ換える。朝には不可欠のルーティンです。

あ、それいいな、と思ったので早速取り組んでいます(習慣化するかはまだわかりませんが)。既に寒くもなく、花粉症も落ち着いてはいるので(完治はしていない模様)。ホント、空気が澱んだままだと気持ちまでどんよりしてしまうし、目を覚ます目的でも良いですね。

どんな状態にあっても、心を穏やかに保つための最良の方法は「呼吸」

感情的に怒らないためには心の中で数を5つだか6つだか数えるってのを別の何かの本で読んでましたけど、それも言ってしまえば呼吸を整えることと同義なのかな。枡野氏曰く姿勢を整え、呼吸を整え、心を整える。これは座禅の基本になる3つの要素なのだそう。時折、やるべきことが膨大すぎて何から着手すれば良いか分からず軽く混乱することがあるけど、そういう時も呼吸を整えよう。

時間に使われるのではなく、それを使い切ることが、なにより大切な心がまえである

時間を使い切るって、ちょっと新鮮。とかく時間には追われるイメージがあるけど、逆転の発想ですかね。もっと主体的に攻めのイメージで、使える時間はしっかり使い切ろうと。長短は読めないけど、生きてるあいだの時間がそもそも有限であるからして、しっかり使い切る感じで生涯を終えたいところ。

得は損に、損は得に、いつなんどき転じても少しも不思議ではありません。しかし、大切にしたご縁は、必ず、深まり、広がっていくのです。損得勘定から離れる。自分らしく生きられる人生の習慣です。

縁、という言葉からはどうしても映画『君の名は。』におけるキーワード、「むすび」を連想します。損得勘定から離れるって、すごく難しいことだと思うのですが......損得を超越したところでしか自分らしさ、自らの本分は手に入らないということでしょうか。自分はもっと「無心」にならなくてはいけないようです。

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