@kazuhito
Kazuhito Kidachi's Personal Web Site Since 2000

WordCamp Tokyo 2018

9月15日の覚え書き。9月に二度ある三連休の第一弾初日......だったのですが、北アルプス方面へ2泊3日の山行に行ける天気予報ではなかったし、そもそも仕事的に休める状況には無く。でまぁ会社に行くついでで、同じビルで開催されたWordCamp Tokyo 2018のセッションデイに参加をすることに。すべての時間帯のセッションに参加したわけでは無く、会社と会場を行ったり来たりで3セッションを聴講:

State of the Web 〜いまそこにある未来〜

矢倉さんによる、基調講演風?のセッション。来年でWebが30歳を迎えるに当たってWebの良さとは何かを確認し、その良さを広げたり活かすためにどんなことが必要かをお話しされていました。感想としては、昨今のWebに対するGoogleの影響力を改めて認識したという感じかな。イベントのテーマに絡めて最後に語られたHTTPS化しましょうという流れはChromeが加速させてきたわけだし、Lighthouseを試そうというのはまさにChrome使おうって話だし、試すといいかもと言っていたAMPはまぁ実質Googleのプロジェクトみたいなものだし。ともあれ自分も良い社会、良いWebを目指して(それぞれの良さとは何なのかを考えながら)一歩を踏み出そうと思いました。

CDNを活用したWeb高速化術とマルチデバイス時代におけるWeb速度の重要性

会社ではCDN関連ソリューションの営業に取り組んでいる手前、割と期待していたセッションだったのですが、個人的には首を傾げたくなる発言なり内容が複数あって、ちょっと残念な内容でした。経験や思い込みによる推測を否定されていたのは良かったのですけど(Don't guess, measure!)、それに基づくならばパフォーマンス計測の手段にtestmysite.withgoogle.comを紹介するのはどうかと思いますし、効果の高い取り組みの一つにテキストファイルのミニファイを挙げたのに違和感がありましたし、表示速度の安定・最適化というところで「常に一定の速度であること」を強調されていたのも、原理的に不可能なことをおっしゃっているように聞こえました。

[ 2018-09-30 追記 ] いつの間にかスライド(CDNを活用したWeb高速化術とマルチデバイス時代におけるWeb速度の重要性)が公開され、またそれに対し竹洞さんが怒涛のコメントを寄せられていました。とても勉強になります。

事例から見る、アクセシブルなWordPressサイトの運用現場の実際

主にウェブアクセシビリティ基盤委員会方面でご一緒することが多く、また個人的にも大変懇意にしていただいている、時代工房柴田さんのセッション。ありがたく最前列で聴講したのですけど、途中から徐々に(会場の雰囲気が「そんなの知っとるわい」的だったのを感じられて)やさぐれた感じにアドリブをちょいちょい挟まれていたのが逆に面白かったです。適合レベルを説明するのに搭載メモリ量を引き合いに喩えてらしたのも新鮮だったし。自分はWordCampへの参加は今回が初めてだったんですが、アクセシビリティは割と定番のトピックだったというのも、柴田さんのお話でようやく認識しました。ことWordPressに関連しては、Contact Form 7jwp-a11yを活用しようというのと、テーマのAccessibility Readyタグはときどき信用できないという話が気になったかな。

[ 2018-09-18 追記 ] スライド(事例から見る、アクセシブルな WordPress サイトの運用現場の実際)が公開されていました。

現在地:ホーム > 覚え書き > 月別アーカイブ > 2018年9月 > WordCamp Tokyo 2018
Google カスタム検索を利用しています