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Re: 昨今「Webアクセシビリティ」が注目されたり、話題にされてきた背景で具体的・説得性のある理由/記事/出来事

Twitterで、以下のような問いかけがなされていました。

アクセシビリティってWebの本質で、Webサイトを制作するうえで無意識的に必要最低限のアクセシビリティはクリアできているはず。昔から重視されるべきだった。昨今「Webアクセシビリティ」が注目されたり、話題にされてきた背景で具体的・説得性のある理由/記事/出来事...などお教えいただきたい......

既に@masuP9さんが回答されており自分が出る幕も無いのですけど、あくまで僕個人の整理のために上記の質問に便乗して考えてみたところでは、殊更に取り上げるべき特定の理由/記事/出来事って思い当たらないんですね。社会全体、業界全体、Web全体が徐々に「アクセシビリティ大事」っていう方向へ地道に熱量を蓄積してきた結果として「ようやく」注目されたり、話題にされるようになったのかなと。

それって僕個人の感覚ではすごく良かったなって思うんです。確かに期待したよりは時間がかかっているかもしれない、回り道をしてきたかもしれない。けれど、何か分かりやすい明確なきっかけがあって短時間のうちにキャズムを超えた事象というのは、得てして「熱し易く冷め易い」もの。Webのアクセシビリティ向上の気運は、流行り廃りなどではなく上げ続けて然るべきなので。

ただ上記の感覚は、もうかれこれ20年近く仕事としてWebデザインに取り組んできた老害立場だからこその感覚であって、そうではなく最近Webアクセシビリティに触発されたり「開眼」した人にとっては、そのきっかけとなった特定のイベントなり人物、思い当たる何か・誰かがきっとあるのだろうとも思います。そしてそれはそれで、素晴らしいこと。立場を問わず色んな人がWebアクセシビリティの気づきを得るきっかけが、それだけ増えてきたということだから。

言わば「Webアクセシビリティのアクセシビリティ」が、それなりに上がってきたということでしょうか。近年は「インクルーシブデザイン」なんていう言い換えも流行っていますが、それも含めて。まぁしかし最初の問いかけに立ち戻って考えると、直近の数年間に的を絞るにしても、いくつかの切り口、側面に要素分解して整理できそう:

時間もないのでこの辺で。アクセシビリティおじさんからは以上です。

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