第28回 W3C CSS Module 仕様書もくもく会@東京
著
2月28日の覚え書き。第28回 W3C CSS Module 仕様書もくもく会@東京に参加しました。息子を塾に迎えに行かなければいけない日と被ることが多くしばらくご無沙汰してしまっていて(前回参加したのは第19回)、1月の開催回で復帰を目論んだものの諸事情により直前で参加を見送らざるを得なくなってしまい、会場のネコメシには晴れて今回が初訪問となりました(渋谷に移転する前に確か一度だけお邪魔したっけ)。そして今回読んだのはCSS Multi-column Layout Module Level 1 (日本語訳)、以下感想などをつらつらと:
複 column レイアウト
という訳はどうなんでしょ。より直接的に
という意図は理解できるものの、やっぱり分かりにくい。- 略式プロパティのcolumnsって知らなかった、普段いかにマルチカラムレイアウトモジュールを使っていないかが我ながら良くわかる。
隣接する 2 本の column の間隙
ってくだりで、カラムの数え方って「本」なんだ?って意外に思ってしまったけれど、コラム【column】の数え方とは?|数え方単位辞典《公式》なんか見てもそうっぽい。- ブロックコンテナボックスとか匿名ボックスは、定義を確認してもなるほどわからんという感じ。
アクセス容易性
と訳されている箇所は、素直にアクセシビリティというカタカナ表記の方が良さそうな気がする。table 包装ボックス
???うわー、やばい全然知らない。https://www.w3.org/TR/CSS22/tables.html#table-wrapper-boxを見よ、ということらしいけど......。疑似アルゴリズム
とあるのは、具体的にどのあたりが「疑似」なのだろう。そもそもアルゴリズムとは何なのか、的な。実質的には、 column-count は,column 幅を確定させるためにある -- row 内にレイアウトされる実際の column 数に拘束を課すものではない
、というのがまた分かりにくい。確定させるというのは、拘束を課しているのと同じではなくて?使用値
って言葉は紛らわしい。実際の値
と、どっちがどうなの?という感じになる。積層文脈
とか整形文脈
という訳語は、無駄に厨二マインドを刺激される。実にかっこいい......ちなみに積層って聞くと普通にカーボンとか複合材料を思い浮かべるなぁ、元鳥人間としては。- column-fillプロパティの値でbalanceとbalance-allの違いがよくわからなかった......@o_tiさんの解説を聞いたり、@_tsmdさんが示そうとしてくれたサンプルを見て、なんとなく分かった気にはなったけれど。ともかく、僕的には
balance-all キーワード, および これがどう働くべきかを示す例を追加した。 Resolved: September 2013
って全然Resolveしてなかったわ。そしてcolumn-fill - CSS | MDNを見てて気づいたのが、各段に均等
と格段に均等
って後者が誤字ってる。 複 column コンテナの内側における過フロー
のところで、画像がテキストの一部を覆い隠していてアクセシビリティ的にアレな例が出ていたけれど、昨今では画像にmax-width:100%;が当たっていることが多いだろうから、その前提では起こりにくいだろうな。
というわけで、やはり時には時間を取ってこの手の仕様書と向き合い、「なるほどわからん」って悩むのは大事だなと思った次第。W3Cスタイルシート仕様の歩き方みたいなもの(メモ) - 水底の血とか基本の前の基礎知識 - Back to Basics CSS 2015-08-30も、近く読み直したいと思います。主宰の@mt_dew2さん、参加者の皆さんお疲れ様でした&ありがとうございました。