@kazuhito
Kazuhito Kidachi's Personal Web Site Since 2000

中学受験、合格して失敗する子、不合格でも成功する子

中学受験、成功する親、失敗する親』に続けて読んだのが、著者の同じ『中学受験、合格して失敗する子、不合格でも成功する子』という本。ただ、こちらに関してはかなり期待外れというか、受験云々より子育てかくあるべしという著者の持論が中心の内容と感じました。ただ、「まえがき」にあった

中学受験で一番いいのは、一生懸命がんばって、落ちること、
次が一生懸命がんばって、合格すること、
次ががんばらないで、落ちること、
最悪なのはがんばらないで、合格すること。

というフレーズは気に入ったし、ある意味、中学受験に失敗したかつての自分にとって救いであり、慰めでもあるなと。努力は必ず報われるとは限らないけれど、それでも努力することには価値があるってことに、早い段階で気づくことには一定の意義がある......という感じか。過去を振り返るとなかなか、当時の年齢でそういう気づきを得るのは難しいことですが。一方で、

学校選びはとても難しいものです。特に子どもが小学生の時は、ほとんど親がその決定に関わるといっても過言ではないでしょう。でも、私はその決定を親がしてよいと思っています。親がいろいろ調べて、校長先生の話もよく聞いて、我が子によかれと思って決めれば、それでよいのです。

には賛同できなかったな。確かに、親として入学先の決定には関わらないわけにはいかないけれど、実際に学校に通うことになる本人の意思を一定の割合で取り入れたうえで決定すべき。でないと、仮に入学した後になって「こんな学校、入るんじゃなかった」みたいな事態に陥ったとき、すごくつらいと思うんですよ、親子ともに。なので、その決定を親がしてよいとは自分は思いません。

進学先にしろ何にしろ、成人するまでの間は親として、自らの実体験に基づき(もちろん調べうる範囲で調べもして)アドバイスはするし、重要な決定には介入もせざるを得ないけれど......経済的な面を含めあらゆる意味で自立することが子育てのゴールと思っているから、自ら考え決めるよう促すことは、早いうちから積極的にしていきたい。

現在地:ホーム > 覚え書き > 月別アーカイブ > 2017年9月 > 中学受験、合格して失敗する子、不合格でも成功する子
Google カスタム検索を利用しています